ネタバレろぐ
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gjetost

No.102

#刃魔正忍記
1話途中の話。狂う!狂う!
秘密でも気が狂ってるけど、それに加えてPC3に愛情を抱いてしまったので気が狂う

ジュン、夜顔で人ぶっ殺殺して生きてるくせに平和な世界が好きだから、その平和な世界を壊しかねない自分の事がもともとそんなに好きじゃなくて。だからせめて目に見える範囲の、学校って世界の中の平和くらいは自分がデコイになってでも守ろうってエゴに基づいて動く「我」だったんですよね。そんなんだから、朧丸に「なぜ力を求めるのか」と問うた答えが「力がなければ何もできないから」だった時に、多分、価値観が違うなと思っただろう。

誰かを害して得たものに価値は無い(とされている)。だからそうした生き方を改めない自分に価値は無い。ならばせめてみんなの為に壊れるまで働こう。みたいな思考なので、関係のない不特定多数を巻き込んで暴れる朧丸とは多分、思考が合っていない。ジュンにとって力とは、他人を害する為のものでありながら、できる限り被害を抑える為の物だから。最終目的が誰かを守るためであっても、その過程で複数人の犠牲が伴うなら、守りたかったものも自分も「運がなかった」として諦めただろう。

……だろう、だったんですけど。感情を結んだ時にうっかりPC3に「愛情」を持ってしまったもんだから事態がややこしくなった。これが友情や憧憬、共感なら、万が一PC3に何かがあったとしてもお互いに「運がなかった」として諦められただろう。けれど愛情や狂信を抱いてしまえばその心には「それでもそばに居て欲しい」っていうエゴが滲むんじゃないかと思うんですよね……。
もしこの感情が「愛情」で無ければ、たとえばPC3が妖魔に蝕まれていたとしても、学園の人々を最優先で清めたと思う。けれど今ここにあるのは「愛情」だから、もしもPC3が妖魔に蝕まれていたら、大好きだったはずの平和が変質した妖魔も朧丸もなげうってPC3の方に行きそうだし、もしPC3は大丈夫だとしてもPC3の秘密によってはメンヘラと化しそうだし……

愛情って感情がクソクソ重いんですよ。どうしましょ。畳む

シノビガミ