ネタバレろぐ
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gjetost

No.155

#Zodiac_School
ダンガンロンパの話もある。ロンパ的立ち位置の妄想。
うしでやろうとしてることわかってきたかも。序盤、事件が起こるまでは全く問題の無い人間としてふるまうけど、事件発生以降発狂して死ぬタイプだな……?

死ぬまでいうと極端か、発狂して自体をややこしくするタイプ?
平和なルーティンの中に生きていればタスク完遂能力も高く周囲に気を配ろうとする善性もあるんだけど、ストレス環境下に置かれるとさまざまな想定外の事態への処理が追い付かなくって視野がグワッと狭まって、非合理な行動や独善的な行動に出てしまうような感じ。映画でいうと、ゾンビもので「ペットが外にのこされてるの!」って言ってバリケードを破壊するおばちゃんとか、俺の判断は間違ってない!っていって自己判断で禁足地に入って事態を悪化させる頭でっかち枠とか。そういうタイプの火付け役。

今までメンヘラっぽいとか束縛強そうとか爪噛み癖ありそうとか色々あることないことイメージを積み上げてきたのは、そういうストレス耐性の低さと緊急時の視野狭窄感を出したかったんじゃないかな?と振り返って思う。最年長にしようとしているのも、これらの火付け役は事件前と事件後のギャップが視聴者の怒りと呆れを誘うものだと思っているので、カタログスペック上の長所を付けようとしているからかも。

ダンロン風味っていう殺人が起こるだろう空間に敢えてこっそりと危険物(真剣)を持ち込ませるのも、ストレス環境でやらかさせるため、みたいな所ある……ありますね。
火付け役がこっそり危険物を持ち込む事で起こりうる面倒は本人が狂乱の内に振り回してしまう事以外にもあって。何かと言えばクロ誤認が発生しやすい≒場がギスりやすい、という事。
隠していることが事件に関係あろうがなかろうが、尋問の場で嘘を吐く事は不要な疑心暗鬼を生むと思うし、結果としてクロへの注目を薄れさせて犯人発見を遅らせてしまう側面があるから非常によろしくない、という。

うしはきっと刀を持っている事も隠そうとするだろうし、爪噛み癖も可能な限り隠そうとするだろう。本当なら毅然とした態度で皆を引っ張らなければならない立ち位置なのに、こんな癖ひとつ治せないなんてみっともないし、汚くて見苦しいから恥ずかしい、こんな手に大事なものを預けてくれる人なんかいない、弱みを晒すみたいで嫌だ、とかいう理由で。
緊急時でなければ、デザインした人間とおんなじくらいの拘りで頭のてっぺんから爪先まで整えていそうなほど身だしなみにこだわるタイプの気がするので……他人にとってはなんでもない爪ひとつの事でも、本人にとってはかなり深刻な悩みなんだと思う。なんなら刀を持っている事よりも重大な秘密かもしれない。極端な話、APP13という数値も、これ以上綺麗であってもいけないし、これ以上不潔であってもいけないという本人の拘りの結果なのでは(この見え方への拘りの強さって、商人としての美意識の他に『何んでも無い/夢野久作』の要素の混入を感じる(脱線))
爪に関しては出す機会がなければとことん話さない話だけど、ダンロンといえば手の特徴が調査の為の重要な手がかりになる事もあるから、もし爪を晒さなければならないシーンがあったらひどくゴネる事になりそう(勿論状況は見つつ)。

あとはダンロンといえば~の流れでいうと、積もうとしてるさまざまな要素の一部もダンロンの歴代推し(葉隠/左右田/秘密子)へのオマージュ的である。
学年ダブり、模擬刀の先制攻撃、恋に盲目、"魔法"を突き通そうとする頑なさ、などなど。そして何より大事なのが、何かあるとすぐギャーギャー騒ぐし、見栄も張るし嘘も吐くし議論を引っ掻き回す時も多いけど、なんだかんだ善性が強くて、事態の解決のために頑張ろうとはしてくれるやつらということ。こんなやつに殺人はできるまい、という柔らかな弱さがあるところ。

そう、あんまり愚か者一辺倒にしてしまうと、それはあまりにも……協力する事になるかもしれないキャラクターとして魅力がなさすぎるので……。ひとにぎり分でも、自分の能力で他の皆を守るという覚悟が残ってくれたらいいなと思う。それもやりたいこと。嘘も信じ続ければ真実になりうるし、せっかく武器を持っているんだから、最後にはその武器を脅威を切り伏せる為に使ってほしいとは思っている。絶望希望すれすれ紙一重……キミボク裏表……お前のモチーフは飾り牛と丑の刻参りの黒牛、クチナシとクロユリ……


なんだかんだと書いてきたものの、協力しなきゃならない状況に居るひっかきまわし役って効率を求めるなら不要な存在であれ、娯楽として話を組む時には話の幅を広げる役割を持つこともあると思ってて……疑ってみたり不安だったりそして最後にキスでしめるのさ。みたいな。運が良ければ咄嗟の異常行動が事件解決のキーになったりもすることもあるし。
うしの能力も、舞台の主役を一人で担うものというよりは、舞台という大きなものの完成の為に場を整えて最高のシーンを作り上げるための歯車の側面が強いのではないかと思っているので、良いところ悪いところ双方かかえつつ、舞台の輝きを増す為にも悲鳴をあげたり驚いたりガヤガヤとできたらいいなあ、というのが現状の目標。助演男優賞 ベンチあっためがかり

しかし、作劇上での立ち位置~とか、視聴者に対して~っていう視点も、よく考えたらロンパ的視点かもしれないな。フィクションオチ……畳む

クトゥルフ