ネタバレろぐ
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gjetost

No.66

#楽園(シノビガミ)
2週目をした時のPCの話。
マカミは一応くさってもおくぎしゅうなんですけど、もしも日課の星読みの時に「楽園の人達誰かの身に災いが起こる」という事を知ってしまったら、きっとおくぎの流儀を裏切ってでも連絡をとるんだろうなって。

「お願い、○○時の電車には乗らないで。神のお告げだよ」
とかなんとか、それだけ言って連絡を終わらせるんだろうなって思う。ファミ通の攻略本じゃないんだぞ。
友情と洗脳の間で揺れている状態だから、電話する時には背徳感で声が震えているかもしれない。ないてないよ。ないてない。


しかしな…マカミを洗脳しはじめたきっかけのおじにいさんについて考えれば考える程罪深いエゴの人間になってゆくんだよな…。
たぶん最初から狂気カードを一枚抱えてるような人だと思う。
ちょっとアニマルっぽい雰囲気をした、それでいて伝統を重んじて未だ動物信仰を抱えているようなオカルト感。


マカミの昔の事に関してはぼんやりとしか決まっていないんだけど、多分ある程度の歳までは人狼の里でひっそりと暮らしていたんだと思う。けれどとろくさい子は居るだけで人狼である事がばれてしまう、人狼がいる事がばれてしまう危険を孕んだ危険因子になってしまうので、真っ白でよく目立つし、いまいち体力が無くって落ち零れがちだったマカミは急に捨てられたのだろう。

捨てられるまでは他の子と同じように、人に化ける練習をしたりだとか、大人同伴で里を下りて少しずつ人里に紛れる訓練をしていたりしたのだけど、他の子とくらべてちょっととろかったりしたのだと思う。訓練中に大人とはぐれてしまって、更に人にも戻れなくなっている所を八月朔日ちゃんに助けてもらったりね。

そんなこんな、だんだんとマカミがある意味での出来損ない、一族の為にならない危険因子だという事が浮き彫りになっていって、大人たちもマカミを捨てざるを得ない状況に陥ったのだろう。人狼だという事がばれたまま人の子と交流をもってしまったのなら、なおさら。
そうしてマカミは多分、川にでも捨てられたのではないのかな。ただ森に放置するだけじゃ人間に見つかるかもしれないし、崖から落としたのであれば、そのままの姿の死体ができてしまう。なので、死んでしまえばぶくぶくに膨れて元がなにかもわからなくなるような水死が選ばれた。でも、悪運が強くて生き残ってしまったんだろうな。
捨てられる瞬間、何か言われていたかもしれない。でももがく間に忘れちゃったかもしれない。何かのきっかけで思い出す事もあるかもしれないけれど。

そして多分、マカミが捨てられるより前に里は目をつけられていたのだと思う。マカミが捨てられて救われるまでの間、たった一日か、短ければ数時間の間に、マカミのいた里は狩りの対象にされた。斜歯のサンプルにされた。実はマカミにはもう帰る場所なんてないのだ。

それとはいっぺん変わって、川に捨てられて死ぬはずだったマカミを、ちょうどサンプルを狩りに来ていた斜歯が拾った。拾ってしまった。その人は真っ白い人狼の子に神と運命を見出してしまった。彼は狂人だったのだ。
以降マカミはその狂人御釘衆に半分洗脳されつつ飼われていて、同居というか、家族ごっこというか、宗教ごっこというか、そんな事をしながら生きているのではないでしょうか。

…っていう事をぼんやり考えているけど、まだ所々辻褄があってない感じがあるので、本当にぼんやり、という感じ。

御釘衆のオカルトおじにいさんも掘れば延々掘れそうだけど、今日は夜も遅いので、また今度気が向いた時に考えます。畳む

シノビガミ