ネタバレろぐ
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gjetost

No.96

#皇国の零
終了後のあらためて話。
まさに前線にいた頃は死が近すぎて「自分はまだ死にたくない」を綺麗事でコーティングすることになんの疑念も持ってなかったが、いざ少し考える暇が出来ると「逃げ帰ってきただけじゃないか」って思考がズレそうで

意図的に逃げ帰ってきた事がバレたら殺されるかな、そりゃ恨まれるよな。とか考えて少し怯えていたり、勿論、自分まで無駄死にして利益があったかと言われれば無いけれど、どんなに復興の手伝いをしたってなくなったものは帰ってこないし、のうのうと生きていた人に慰めなんて言われたく無いだろうと、黙々と復興事業に勤しんでいたりするかもしれん。
こういう事があると第三者目線では「戦争が彼を変えてしまった」と読むが、この事例では「罪悪感でかってにふさぎ込んだ」なんだなあ。

でも、そんなうっすらとした自身の生に対する罪悪感を抱えながらも、他人が自ら死のうとしたら、ダメだ!ってその生をどうにかして許そうとしそうなので、うーん、なんなんだろう。複雑な心持ちだ。

戦火の中の死にうちひしがれるだろうし、平和になったはずの世の中で起こる殺人、自死にもやはり心打ちのめされるのだろう。今のやつは軟弱でいかん!なんて吠えられなくて、どんな世の中になっても苦しみは消えないんだなあという無情感。

そんなかんじ畳む

インセイン