ネタバレろぐ
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gjetost

全年全月1日の投稿95件]4ページ目)

2024年11月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

#Dirty_Works
かんそうしたかんそう。
暴れたり暴れなかったりしただてわの話とか園山の話とか。大体園山の設定の話。とりあえずまずは、桐生くんから小豆鼠さんへの矢印の勢いが本出そうで笑いました。これは……深夜ドラマ!

俳優詳しくないからわからないのですが、詳しかったら絶対みんなに俳優当てはめてた。そのくらいありそう感が凄かったですね……リアリティというか、見たさの魅力というか。
オーディオコメンタリーとかでゆるふわやってるの見たい。あと撮影時期に誕生日被って撮影終了後にみんなでケーキ食ってるのとかよ……


あらためて、私はPC2、園山黄耆にて参加させて頂いておりました。
HO的には完璧に八咫エンタープライズのイヌ。上位存在と認めたものには尻尾を振って媚びへつらい、同等或いは下位存在と認めたものには愛想を振りまきつつも、最終的にはケツ毛まで毟り取ろうと弄ぶクソ野郎でした。
ですが厳密には園山も企業のイヌなので、会社の命令には逆らえないのだと思いますし、八咫の上層とコネクションを持てば園山のことはいくらでもいじり倒せるのではないかと思います。「八咫に忠実であること」が第一、「お客様に楽しくお金を使ってもらう」が第二、その後に己の保身が来ますので、企業内ではショードッグ兼番犬みたいな立ち位置なのかもしれません。ちょっと我は強めですが。
また、忠誠を誓わせる為に企業からダーティーで酷いこともされてたりするのかも……とも思ったのですが、それだと共に来てくださる事になった小豆鼠さんにあまりにも悪いので一時保留とします。うちそういう店じゃないんで!そう言いつつ、系列店にそういうお店が無いとは言っていないので、そういうのがやりたい時はできる可能性もありますのでご自由に美味しくやっていただければと。園山自身も今後も機会があれば、噺家とかゲーセン店員とか、何かしらのエンタメ業界関係者の肩書を持ってその辺に現れるかもしれません。

それから元ネタの話。園山のベースには米津の死神及び落語の死神を敷いていたのですが、白黒基調のデザインや髑髏じみた垂れ目あたりにそのイメージを反映していました。頭蓋骨って骨だけで見ると結構垂れ目な印象ある。
奥義に載せていた有効期限云々の話は、タロットでも13番に死神がいるな〜とか、トランプも1から13までだな〜とか、そんな感じでした。
死神の逆位置はあまり悪い意味でも無く、また落語では枕元の死神は覆らないものの、足元にいる死神は覆せる為、逆位置は含まない方向にしました。

大体はそんな感じの園山でした。
なんだか次の戦いの場が八咫になりそうだなと思ってもいるのですが、そしたらその時は番犬として対よろできたらと思います。改めてありがとうございました!八咫大乱闘編はシーズン2かな。

ところで、カリフォルニアのビジュアルイメージが何故かエグゼの風吹アラシだったのですがそんな感じであっていたのでしょうか。畳む

シノビガミ

#月咏譚
2話PCに練り込んだネタのまとめ。
文章化した方がわかりやすそうなので元ネタにしてる事のメモとか構成のメモとか纏める。
色々考えてる間東方の曲ばっかきいてたので、その辺に引っ張られがちかも。

性格的なところは少し天邪鬼というか、強がりとか、ツンデレとかそういう感じなのかも。白黒反転しがち。
千早が恥も臆面も無い幼年期の様子をしていたので、真弓は少し育って思春期くらいの感じ。
実年齢は不明だけど20行ってないんじゃなかろうか。


■名前■

【寸聞多羅(スモタラ)】
1:スマトラ島のこと=スマトラトラや!!
2:香道における香木の分類「六国」の内の一つ。本来は産地を指す言葉であったが、後世にて品種を指す言葉となった。上品な香りとされることもあれば、「伽羅に似たまがい物」であるとされる事も。組香のルールの一つ「竹取香」においては、「中納言石上麿足」にあてられる。

※中納言石上麿足(ちゅうなごんいそのかみのまろたり):『竹取物語』の登場人物の一人。輝夜に求婚を行った際「燕の子安貝」を持ってくる事を条件とされ、自らも屋根の上へ上り子安貝を探すが屋根から転落。落ちざまに燕の巣から掴んだと思った物品も、子安貝ではなく燕の古糞だったという。


【真弓(マユミ)】
1:ニシキギ科の落葉低木。古くはこの木の枝で弓を拵えたという。日本では檀と書く事もあるが、香木の白檀などとは科からして別種である。
2:上記から転じて、弓の美称。
3:さらに上記から転じて、ある程度欠けた状態の月を指す(上弦、下弦、弓張月、半月など)。

万葉集「天の原 振り放け見れば 白真弓 張りて懸けたり 夜道はよけむ」
(「月が照らす夜道ってなかなか乙なもんですよね」みたいな意味。)

万葉集「天の原 行きて射てむと 白真弓 引きて隠せる 月人壮士」
(七夕の時期の句。月人壮士=月(月に充てられる男神)のこと。かつての七夕における彦星と織姫の逢瀬は月の無い夜に行われるものとされており、それなのに煌々と照っている月に対して「せっかくの七夕なのにお月様が狩りに出てきてて二人がなかなか会えないぜ。困ったもんだ」みたいな意味で詠まれたとされる詠。)



■忍法類(選出理由)■

【接近戦攻撃(鳥獣術)】
ガオー!(ザシュ)

【月輪】
かっこいいので。程々コストで間合いがまあまああるのも良。

【気骨】
【鏡地獄】を使うのでコストがたくさん!ほしい!

【閃軌】
永遠と須臾を操る程度の能力(真弓は輝夜ではない)。
【鏡地獄】を低プロットでも使えるようにするためにラウンドを巻いていく為のもの。
ついでに【飢渇】までの時間も短くなるぞ!

【飢渇】
虎視眈々と機会を狙っていきましょう。
どうせ【閃軌】でラウンド数巻いていくなら火力も上げていこうという魂胆。


【双子:鏡地獄】
『一休さん』に語られる「屏風の虎」をイメージ。「虎を出さねば捉えられぬ」というのなら、お前が屏風の中へお入りなさい!PC2HOに書いてある「天地がひっくり返るのを見た」という一文から鏡像のイメージも。
ずっと気になってた忍法なのでここで使っておきたいな~って思った。

【双子:髪芝居】
【鏡地獄】と同じく「屏風の虎」をイメージ。縛り上げる縄の方。
これで鏡地獄交えつつプロットピョンピョンしたらいい感じにダメージ与えられないかな……という算段。
以前あきゅさんに対して髪芝居使ってボッコボコにされた事があるため、ちょっとしたリベンジでもある。ウオー

【双子:巡矢】
エネミーと戦う可能性を考慮して【雷電】を選ぶ事も考えたが、コストの関係上こっちを選択。
雷様要素も欲しかったけどコストが、足りない!!
しかし巡矢もベリー便利便利忍法。ワンチャンバフが乗ったり乗らなかったりするかも。やったね。


【背景:双子】
屏風の虎要素にHOに書いてある天地逆転の取り込んで、鏡像と実像のイメージで取得。
【鏡地獄】をうまく使いたい……!

【背景:宿星】
千早から引継ぎ。

【背景:不忍】
千早から引継ぎ。

【背景:目撃者】
天地がひっくり返るのを見てしまい、さらには先輩による裏切りを見てしまった為少し疑心暗鬼になっているのかも。
感情そんな沢山取らんやろ……みたいな慢心もちょっとある。



■奥義■
『燕石切匙天に回す』(エンセキセッカイ テンニカイス)
封術/範囲攻撃/滅び/間合低下

【燕石】
1:中国の燕山山脈から出る石。玉に似ているが、玉ではないまがい物。
2:上記に書かれる燕石を大切にしたという故事から、価値の無い物を宝として誇ること、慢心する事の例え。

【切匙】
1:すりばちの内側にこびりついた残留物をこそぎ落とす為のへらのようなもの。
2:「切匙で腹を切る」:上記のような切匙は鋭利ではないため、腹を切る事は出来ない。不可能なことの例え。

【天】
1:上方、或いは空を指す。
2:地の対となるもの。

【回す(かいす)】
1:回る、回転する。反転する。
2:帰す、還す、廻す、解すなどへの言い換えも可能。
3:甲斐す。かいあり。

■奥義全文■

『竹取物語』において麿足は燕の糞、言わば燕貝ならぬ燕石を掴み失敗した。さらにはその失敗を気に病み彼は病床に伏してしまう。しかしその折にかぐや姫より届いた文への返事に書いた「かいはかくありけるものを わびはてて死ぬる命をすくひやはせぬ(貝は無くとも、貴方より見舞いを貰う甲斐はあった。そしてこの甲斐ならぬ匙(かい)にて、死にゆく私の命を救い取ってくれないか)」という文はかぐや姫の心に残り、麿足の死した後、彼女に少しうれしい事を指す「かいあり」という単語を生じさせた。

まがい物にまみれた世であるが、その中でもかいを見つける事ができれば、一切が地に堕つ事は無く、天(天人、天上の人≒主君)に昇華される事もあろう。

……長ったらしい名前がついているが所謂重力系の秘術。
地に落つ筈の姿勢でありながら、自身ではなく対象を地へ撃ち堕とす矢を放つ。
なんとなくムーンサルトキックのようなもの。リバースイデオロギーや!(突然羅針城に飛んでいく)
鏡像の世界に潜り込む事で攻撃を回避する事も可能。なかったことにしますね!




・戦術的な話をするのならば、クライマックス最初の2ラウンドはプロットを逃げまくり閃軌+気骨でコストをもりもり増やしていく。そして気骨のコスト上限までたどり着いたら双子を使用。気骨、飢渇を残して全とっかえ。プロットをビュンビュンしながら、対象と別プロットになったら巡矢でチクチクと狙い、対象と同プロットになったら髪芝居を撒いてクリヒで殴る。相手から奥義が飛んで来たら滅びで逃げる。そんな感じでうまくいったらいい……いいなぁ

長所は鏡地獄による通常攻撃のあたりにくさ。間合いや相手の奥義によっては全回避も夢ではない。
巡矢が良い感じに刺されば、飢渇も足して一回に最大4点のダメージを与える事ができる。
鏡地獄って判定要らないのブッ壊れだと思うんですよ。
髪芝居を持ち高プロットにプロットをする事で同プロットに来る事をけん制しつつ、もし近寄って来た場合には髪芝居を撒いて低プロットに逃げる手段も得られる為、いくらかのプロットの読みにくさも長所となるか。

弱点はマヒや呪いによる巡矢の死亡や、気骨で増やしたところで結局足りなくなりがちなコスト問題。
巡矢の死亡は奥義でなんとかできなくもないが、コスト問題はまじでどうしようもない。先攻鏡地獄+巡矢を狙って行くならどちらにせよかなりの高プロットでの戦闘が必要になる。つまり……高所や雑踏にもめちゃくちゃ弱い……ってコト!?
それから奥義以外の高火力技の前には無力である。月影こわいよ~!!!!!!!!
回復手段も薄めなのでなんとかなりたい。なんとかなれーッ!畳む

シノビガミ

#月咏譚
2話キャラ練りの話。
そろそろ2話の構成もかんがえなきゃな〜と秘密をみる→「PC1は何か知っているに決まっている」って一文頭硬そうでかわいいねって思う。

かわいくないですかこの言い切り口調。それにこの書き方ってなんだか、PC1のことを今まで本気で師匠と仰ぎ尊敬してきた上で、未だにPC1のことを信じたいと思ってるように見えるんですよね。
PC1が理由もなくこんなことする訳がない、って、親(仮)を殺されてなおPC1の善性を信じようとする甘さとか信頼ようなものがありそう。

さらにさらに、自分の知らない事もPC1なら知っているだろう、とでもいうような書き方は、言ってしまえばPC1に対して知識量だとか情報量で負けていることを自認しているようなもので。つまりお前は多分脳筋。つまりお前は多分情。ヨシ!
もし双子構成にするなら、直観派の右と頭脳派の左みたいに分けるのもアリかもですね。

分けるといえば、天地がひっくり返るのを見た、というのを比喩表現ではなく事実として読むなら、鬼人聖邪よろしく白虎の白と黒はどちらが多いか?善悪どちらに傾くか?みたいな遊びもちょっとしたい気持ちもある。ひっくり返るぞ!気をつけろ!
反転といえば鏡、鏡といえば鏡地獄。前にちらっと言った屏風の虎構成で鏡地獄積みたいと言っていたのはこの連想ゲームの影響もいくらかある。

もしかするとアマノジャクとか浅はかなツンデレとかもありかもしれないな……?まだわからんけど。そんな感じ。畳む

シノビガミ

#刃魔正忍記
3話の感想。とんでもなく長い。
最終的にジュンはかなり愛に生きたなあと思います。

リザルトとしては、刀匠を倒して東京を元に戻す事を目標に全員が協力し、戦場AはPC1.3、戦場BはPC2.4(と従者)で戦闘。
なんとか刀匠を討伐した後は、PC1.3は2話時点で死亡していた為、地獄門の向こうで死亡。PC4は浮上する東京の淵から飛び去り、PC2のみがシノビガミの力を制御した上で東京に帰還。という感じでした。


以下、細かく書いたクソ長いまとめと感想。
あまりに長すぎるのでそれぞれのPC名をPC1とかPC2とか簡略化して書いてます(私のPC/ジュン/巡はPC1)。


まずは導入、2話クライマックスで死んだ筈のPC1はそのあと、何事もなかったかのように寮の自室で目を覚まします。それから伊達の眼鏡をかけ。かつては夜の暗殺の仕事の影響でとても起きられなかった朝に、ねぼすけな同室の幼馴染の代わりに朝の支度をして。夜更かししていたせいで起きられない、幼馴染のPC3を叩き起こしてから、二人穏やかな朝を過ごしていました。
そんなこんなしていると、隣の部屋に暮らす上級生で幼馴染のカガリから連絡が。聞いてみれば、「今日、弟たちが転校してくる」ということで、「同じクラスになるかもしれないからよろしくね」と話を受けます。
二人でそれを快諾し学園に登校してみれば、二人と、ユウリ、イツキの所属するクラスへと、双子ちゃんと化したPC2.4が転校生として現れるのでした……という感じが導入のあらましです。

ここまでの時点ですら、自陣2話の顛末をご存知方からしたら、2話ラストの死屍累々からのギャップがありすぎて訳がわからない部分が多々あるかと思います。ですがこの3話で主に過ごす世界は、シノビガミたるPC2が2話までの結末や願いを受けて作り上げた「穏やかな学園生活」の世界なのです。

この世界が作られた世界であるということを、PC1/巡は知っていました(この世界のPC1/ジュンには、一度死んで蘇ったもの→輪廻を「巡る」ものとして「巡」の名を使っています)。
さらにPC1は、この世界が作られたのは2話最後にPC3がシノビガミと化したPC2へと願った「PC1が普通に穏やかに暮らせる世界を作って」という願いへの答えなのかもしれない、ということも覚えていました。ならばその願いを全うしようと、PC1は自分は何も知らずに幸せに生きているのだと一般通過忍者ふりをして暮らしていました。
といってもPC1自身も平和な世界は好きでしたから、世界を戻す為に動き始めるまでは、きっとちゃっかりと、素直に優しい世界を享受していたのでしょうが。


さて、そんな穏やかな日々へと転校してきた双子ちゃん達と行動することになった幼馴染たち。
以前、1話でPC2が転校してきた時にはPC2は敵意ましまし、PC1はそれに怯えましましでディスコミュまっしぐらな雰囲気だったのですが、3話でのPC2.4はとても大人しく、一話のように吠えてはきませんでした。それにPC1も流派が変わるほどに生育の記録が書き変わっており(という設定を演じており)他人「ーを極度に警戒しなくとも良くなっていた為、衝突することもなく、四人ほんわかんと日常を過ごすことができました。それこそ、シーン初手っから食堂に行ってご飯を食べたりするくらい。
改めて、カガリとコウくんが兄弟然と過ごしているのを見て、これが平和か〜と思ったりなどしましたね。なんか漠然と鳩のイメージがあったりなかったり。幸福なのだなあ?


以下メインフェイズの話。主に自分に密接に関わる部分のみ書くので他の部分は他の方の伏せとかを参考にお願いします。


◆1サイクル目

メインフェイズ1サイクル目。PC1のシーンではシーン表でプールをだしたので、みんなでプール近くの自販機までアイス買いに行きました。
各々好きなアイスを選ぶ合間に、PC1はPC3の秘密を調査しました。しかし判定に失敗した為、多分アイスの最後の方とか落としたんでしょう。

その後神通丸でサイコロを振り直し、なんとか判定成功させて秘密抜いたのですが、その秘密を見てPLはピャー!なりましたね。
というのも、前述の通りPC3がPC2の行う「平和な世界の創生」を特に願っていたことを、PC目線ですら知っていたものですから。また一緒にいたい気持ちはあると記された一方で、いっそこのまま平和に終われたら……なんてこもも記されている秘密を見て、いよいよ閉じこめられて飼われてしまうのかと脱出希望のPC1は複雑な気持ちになり、メリバが好きなPLは不穏な空気に踊っていました。

それぞれのシーンでは、PC4は従者と戦闘した上で魔界転生して色々ゲットしていたり。PC2は詩才の効果でカガリと短歌ルールで感情を結んでいたり、エモかったですね……
PC2とカガリの兄弟、その感情の話を確か桜並木で行っていたかと思うのですが、光の加減で植物から落ちてきた色と銀髪がよく合って、自然の中にいると色を写してきらきらするのではないかと思ったり。きれいだなー。


◆2サイクル目

そんなこんなで過ごしつつ2サイクル目へ。2話に続いて、ここから少し話がすっ転がっていきます。まあまあ……ここから高く飛ぶためのバネを作る、しゃがみ込みのシーンですからよ……(?)

そんな積み重ねの始まりの1シーン目。シーンプレイヤーはPC3。この時は学校で各々の選択した授業をばらばらになって受けていました(PC2は化学、PC3.4は物理、PC1は地学を選択)
そんな中、PC3が調査対象に選んだのはPC1の秘密。しかしPC1の秘密は完全に脱出を試みる秘密であり、まーーーまだ変更してないPC3の秘密とは対立しておりました。すこしギスッとした空気が流れましたが仕方のないことです。
さらにタイミングが悪かったらしいのは、そこに重ねて2シーン目でPC3がシノビガミのもう一つの秘密をPC4からもらってしまったこと。シノビガミのもう一つの秘密はPC1と全く同じ文面の脱出を試みる秘密であり、PC3にとっては大変な疎外感が大変だったのかもしれません。疎外感という言い方が合ってるのかは分かりませんが、それぞれの願いに相違は確かに合ったと思います。

その結果か影響か、このシーンの終わりでPC3から明確に「もし今後感情判定をする気なら、PC3はPC1のドラマシーンには出ません」と断言をもらってしまいPC1のPLは狂いました。
おまえ おまえ!!!!2話でのすれ違いも核心に迫るおしゃべりが足りなかったせいだったやんけ!!!!!!!おしゃべりしようぜ!!!!ビンタして狂信とらせるぞ!!!(PC3の指名変更のトリガー感情が狂信だった。)とPLが狂う中、PC1に搭載していた人質の効果で行うべき行動について、GMから「PC3の居所を次の手番中に入手する」という指定を受けました。元々次の出番ではPC3の独自設定の秘密か居所のどちらかを調査する予定だった為、次のシーンでは指定の通り動くことを心に決めました。


そして3シーン目。PC1のシーン。このシーンではPC2.4が登場してくれて、各々と各種秘密の交換を行いました。

まずPC1はPC2からカガリの秘密をもらい、改めて、「この道を選んだのは間違いだったろうか」「一度救いを示しておいて、それを無に帰そうとするのは裏切りだろうか」という話を受けました。ですがPC1としては、今、この箱庭の平和に生きていることで状況や精神は非常に安定しており、第二話のような極限状態ではとても試みることの出来なかったPC間の対話や和解の望みが出来るようになったのだと考えていたので、前述の思考を開示しつつ「この空間は必要だった、選択に間違いなどは無い」「破壊は裏切りになるかもしれない。しかし今の時点で相手がそれを裏切りと思うかは話してみなければわからない」みたいな答えを返しました。
少なくとも、自分もかつて誰かの願いを踏み躙って自死を選んだ側なので、PC2を攻める側ではない。というのは示せていたらいい、な?
(この辺の裏で問題の素で打った再翻訳文「その交渉をしてくれた、という意志に対して、PC1は承認の姿勢を見せる事ができます」がやり取りされてたはず?)

それからPC2にはもらった秘密のお礼にPC1はPC3の秘密を開示。感情共有でPC3の秘密は全公開になりました。そうすることで、PC3の居所をもっていたPC4に対して「この秘密と今の状況をみて、面白い、先が見たいと思ったら居所を恵んでください!」と土下座したところ、「これは当人間で解決すべき」と判定をもらい、PC1はPC4からPC3の居所をゲットすることに成功しました。やったー!
それからPC4とちょこちょこ秘密や居所の交換をしつつ、情報判定としては今後の殴り合いのことをかんがえて、PC3の独自設定で生えた「ひみつ」を抜きに行きました。
結果はクリティカル成功。絶対調べてやるという意思が光った結果でしたが、秘密を見てPLはハハー???ホー!!!ホーー、ホヒー!!!しか言えなくなってしまいました。中神(PC3)ーーーーーッ!!!!????
PC3は元々は高校生モデルの機械ボディを着た30代のおにいさんだったのですが、この世界では生身の肉体を得ているとか、今だけはPC1と本当の幼馴染だとか、泣きそうな幼なげな少年の人格とか、えっ???????
ぶっちぎるいじらしさに中神おまえ本体三十路やろという思いと、いやでも山城ユウマおるしという気持ちと、え今生身??????ヤバ?????という気持ちと、お前昔から本当の友達じゃ!!!!!ないんかい???!!!!そう思ってたのは自分だけか?????という気持ちと、いや今こそ友達と言えるかもしれないと思うならなんで出てきてくれないの!!!!お話ししてよ!!!!ディスコミュはもう嫌じゃ!!!!!という気持ちとが濁流を起こして、「中神ウゥァーーーッ!!!」とか「ビンタする」とかひたすら言ってましたね……。暴れてごめんやで。


ひとまずそのシーンはPLが暴れるだけで済んだのですが、問題はその次の4シーン目。

4シーン目、シーンマスターであるPC2の行動はカガリのもう一つの秘密を抜きに行くこと。その場にPC1.2が参列すること。というのは決まっていたのですが、その決定を下したことを皆にも話をしておこうという話になり、PC全員参加の会合がPC1.3の寮の部屋で開かれることになりました。
集まりみんなで席につき、改めてカガリの秘密を開示したりしながら、「この世界にはやはり裏がある。ただの平和では済まされない。安寧に身を委ねるだけでなく、さらに深部を調べる必要があるだろう」というような話をした結果、PC2.3が衝突、一触即発(というかPC3はPC2の胸ぐらつかみ上げるとこまで行ってた気がする)の状況に陥りました。
PC1は二人とも言いたいことを言い切るのは必要かと思っていたので少し様子を見ていましたが、どうにも険悪になるばかりの様子に耐えかねて、PC3の方を導入で彼をしばき起こすために使った定規でぺちと小突き「PC2を降ろして。そんな体勢じゃ責める側と責められる側に役割が固定されちゃう」と言及しました。この言及の意図としては「今はせっかく同級生としての対話の機会があるのだから落ち着いて欲しい。責める、責められるでは対話ではなく尋問でしかない」という事だったのですが、それがこう……引っかかってしまったのか、PC3はPC2をぶん投げると部屋を飛び出してしまいました。
PC1はもちろん、PC3を追いかけます。一応PC1としては、あくまで叱る時も追う時もPC3を見ていたからこそPC3に対してアクションを起こしていたのですが、んなもん限界状態の人に伝わるわけが無いんですわ。
喧嘩するために今の世界を望んだんじゃ無いだろう。とか、駄々捏ねないで(素直な欲求を教えて)。とか、本当の友達って何?とか、色々語りかけるも、対話、あるいは感情さえ遮断してしまったPC3には言葉は届かず。とうとうPC3はどこかへ逃げ去ってしまいました。
けれども、一度死んだ身のPC1としては「せっかく束の間の生を得たのにこんな終わりは嫌だ」という思いがもちろんあった為、たもえそれで嫌われるとしても再び説得しに行くのだと心に決め、不安ながらもその背を見送るのでした。
一方そのころ寮の部屋ではPC2.4の修羅場も発生していたのですが、そちらに関してはそちらのPL方々が記述されると思うので此方からは割愛いたします。というか当事者じゃ無いから語れないのじゃ。わかるのはPC1.3の寮の部屋が一晩で修羅場ルームと化し、近辺に喧嘩の噂が広まったということだけよ。

それからリアルに一日二日空けて、翌日の描写。
明けてみてもPC3は登校しておらず。それでもカガリとの話はしなければと、PC1.2二人でカガリとの対話を行いました。
対話においては、PC1が彼らの兄弟ではない視点から言える事とは何かと考え、結果、カガリに対しては「PC2はこうして進もうとしている。彼は元来仇であるこちらにさえ働きかけてくれた。だから、進む成長の道を断じないでほしい」という事を伝えました。別れの間際には、「僕たちは運は悪かったと思うけど、出逢いには恵まれていた。君達と出会えてよかった」とも。
これは本当に思う事で、カガリという存在がなければ一度目の両断戦争で世界が終わっていた可能性もありますし、それにPC3に出会わなければPC1は死体のように彷徨っていたでしょうし、PC2.4が来なかった世界では、力を求める可能性が高かったろうと思います。今この場にこの人格、性質でいられるのはみんなとの出会いがあったからこそなんですよ。そういう感じが伝わってたらいいなあ。

カガリの消滅後、場には新たな秘密が二つ開示された訳ですが、PC1には別にやらなければいけないことがありました。それは勿論PC3をしばき倒しに行くことです。
その為解散の折には、「このままじゃ生きても死んでもやりきれないし、大事な人をとっ捕まえに行くね」と宣言し、そのままPC3の所まで向かう……という流れで動かせて頂きました。


◆3サイクル目

さて、カガリとの別れからリアル一日が明けて3サイクル目1シーン目。PC1は真っ先に動いてPC3を殴りに行きました。
一言連絡を入れ、痕跡を追ってたどり着いたのは、かつてPC1.3が初めて接触した場所、繁華街の細道近く。PC3はその人混みのなかに紛れ込んでいました。
この繁華街の細道は、かつての第一次両断戦争のあと、居場所もなくふらふらしていたPC1がよく留まっていた場所であり、PC3が十束剣のPC1を見つけて(多分拳で)捕獲した場所。そんな場所をまあふらふらとPC3は歩いていたと。マー!(限界PL)
早速近寄り語りかけようとするも、PLが丸三日かけて考え説得がほぼプロポーズになってしまったため、PC的にもなかなか言葉が出ず。もうちょっと人通りの居ない方行っちゃだめ?と交渉するもPC3から明確な返答が無かったため、言う恥よりも別離の方がPC的にも辛かろうと、思い切って話を進め始めました。

以下、伝えた(長かったのでPC1-3チャットを利用してPC3PLにも送り付けた)長台詞のコピーになります。

***************

「笑わないで、きいてくれる?」

「僕は君に認めてもらいに来た」

「今は、君の気持ちが少しわかる」
「だから、言える事なのかもしれないけれど」
「……僕は君を連れて、きっと幸せになる」

「平和の中じゃなくたって、あの研究室の中だって」
「君が居る事を許してくれた場所は、幸福だった」
「どんな場所だって、どんな姿だって、君が傍に居てくれたら、幸せだから」

「それを君が認めてくれるまで、僕は示し続ける」
「だから、色んな場所に行こう。新しいものも、旧いものも、沢山みよう」
「力も想いも、全部認めて貰えるまで、君の傍に居続ける」
「もう、大切な友達を置いて行かない」

「君の幸せには、僕は必要ないのかもしれないけれど」
「僕の幸せには、君が必要だから」
「君たちが必要だから」

「だから僕は、君を引きずってでも連れて行く」
「その先で、もしも僕達が生きていなかったとしても」
「……それぞれ一人きりで逝くなんて、寂しいじゃない」

「君が僕を嫌い、消えてほしいと願うまで」
「絶対、放さないから」
「一緒に来てほしい」

*************

……というようなことを、順番などは前後しますが語りかけました。人混みの中で。ワーオ。これ改めて貼るのめっちゃはずかしいですね。
こうしてぶつけたド直球のラブは少しは響いたのかもしれませんが、それでもやはり、言葉だけでは納得までは辿り着けず。最終的には拳でのやり合いに発展します。(シーン的にもやらなければですしね)

戦闘の場は平地。PC1は双影を使用してプロット6.4へ。PC3はプロット4へ移動しました。
まずプロット6のPC1はPC3へ雷電を使用。ファンブルを出してしまいましたが、神通丸を使用してなんとか判定を成功させます。そしてPC3はもちろん回避を行ったのですが、なんと、そちらの出目はクリティカル。おそろしい出目だ……。
ですがPLはこのシーンが自分の最終行動シーンだったこともあり、もう全リソース出しちまおうと思いまして。そのスペシャルに思い切りとんこうふを投げつけました。俺のラブをくらえ!とか言って。
振り直しの結果は回避失敗。これによりPC1はPC3にダメージを与え、戦闘の勝者となりました(ロール的には、投げナイフ(雷電)を囮に懐に潜り込んで、「このわからずや!」ってグーパンしたりとかしました)。
戦果には、PC3からPC1への狂信の感情を指定。この結果PC3の秘密は変更され、実は独自設定に記載されていた双子の運用に関する縛りも解除されました。


戦闘もおわりシステム的な処理は終わりましたが、まだロールは続きます。
倒れ込んだPC3は尚PC1へと問いかけます。それにPC1は一つずつ答えて行きました。

自分なんかほっとけば良いじゃないか。と言われれば、君が一人が幸せならそうするが、そうはみえない。昔の自分みたいで心配になる。と言い。
どうして今更そんな話を。と問われれば、本当の気持ちに気付いたのは最近だったから。それにたとえ今後死んでしまうのだとしても、PC3が2話クライマックスでシノビガミになるPC2に「PC1が苦しまない平和な世界を」なんて願ってくれた結果の世界で、今でも尚親友でありたいと願ってくれたPC3との関係からもう逃げたくないから。と言い。
散々裏切って傷つけたのに、どうして付いてくるのか。と問われれば、それはもう好きだからと答えるしかありませんでした。

2話のクライマックスでかつてのPC1は死亡攻撃を行っており、PC1.3の間ではそれが蟠りとなりすれ違いが発生していました。ですがPC1が死亡攻撃を行ったのは誰かを嫌いになって絶望したからではなく、盤面上の要素に加え、誰かを好きになって、その人に嫌われたと思って絶望したからだったのです。
共にいたいと願った人、PC3に突き放された影響で、外的要因でメンタルが落ち気味だったPC1は世界より自分の絶望と諦めに堕ちることを選択してしまったんですね……(一応、目指す理想が近そうなPC2に未来を託す為とか、せめて、PC3が今後生きるかもしれない世界の糧になろうとかの感情もありましたが、募る恋と絶望の前にはただの綺麗事でしかないでしょう)。
けれどそんな気持ちのことも、外的要因が少し落ち着いた今のPC1なら説明できると思い、その辺りも軽く説明したりなどしました。

そうして話し、本心を明かし、どれだけ大切だったのかを伝え。結局は君に対して行う何事も、君を好きだからなのだと言葉を重ねました。
するとようやくPC3にも話を聞いてもらえ、なんとまあ、PC3の方からも、「ずっと好きだった」のだと告白と抱擁を頂きまして。なんかとんでもないことになっちゃったぞ……とカップリングお姉さん人格が暴れました。
おめでとう……お前たちは公式カプ……挙式には呼べよ……。

傍目には汚ねえ路地裏でしかないけれど、二人にとってはかつての分岐点だった場所で、PC3は抱きついてるし、PC1はその頭を撫でているし、頭を撫でるという行為はかつてPC3にされて覚えた親愛表現だし、なんだぁ……?
しあわせなキスこそしていませんが、なんかこう、なんだ……とてもエモーショナルに絆を深め、おうち帰ってなかよくロールキャベツとか食べたんだと思います。幸せにな。

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閑話休題というか本編からは逸れる話なのですが、PC1.3は本当に三話のここまで、内緒が多かったり語らなかったりそもそも思い出してなかったり極端にメンタルと出目が壊れてたりで、対話や態度によるディスコミュが酷かったんですよね……
二話時点でPC1側から「怖い」とか「助けてほしい」とか甘えていたら変わったのかなあとも思うのですが、メイン戦闘で殴られてすくみ上がってしまった奴にはそんな甘えたことは言えんかったし察せんかったです……すまん……。

ただ、殴られたと言ってもPC1はそんなに強く殴られたわけではありません。それなのにどうしてでそんなに(PC3に嫌われたことを確信して)怯えはじめたのか。その話を深掘りしてみれば、それはPC1のかつてのトラウマにまで話が繋がって行きます。
PC1にとっての根深い恐怖、あるいは傷である「居場所の喪失」。その恐怖が刻まれる原因となった両断戦争が再び起こっているタイミングで、今の居場所の主であるPC3から敵意を向けられてしまったから、PC1は「また失ってしまう」のだと怯えて思考がマイナスに吹っ飛んで、攻撃に対して過剰反応したんじゃないかと。そんな気がしてます。

総括すると、やっぱり落ち着いた環境と出来る限りの思考の確認っていうのは人間の精神に必要なんだろうなって感じです。もう二話ラストはロミジュリラストばりにすれ違っとるんよ。

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さて、この二人のすれ違いは一先ず解決。この後はPC2.4間のすれ違いの解決と、秘密の調査、クライマックスへの準備の段階へ入りました。


まず、続くPC3のシーンではPC2とPC3の和解を確認しつつ、みんなで屋上にご飯を食べに行きました。
ドクペとチキンカツサンド食うPC1とコーラとメロンパン食うPC3と、PC4が購買で勝ち取ったパストラミサンドを食うPC4と。PC2は何食べてたんでしょうね……文字ログとか振り返りの記録が残って無……
このシーンでPC3は地獄門の秘密調査するのですが、結果、この場にいる人物はPC2以外全員がいなくなってしまうだろう。ということがわかりました。
けれどPC1.3は直前に関係性を清算していたこともあり、まあその可能性はあったよな。と落ち着いて受け入れることができたかなと思います。

そしてここで燃料をぶち込むCONBEX。PC1(PL)は別れを目前にしんみりすすむ話の中で「あんまり現実的じゃ無いかもだけど、いずれまた会えるかもしれないし」と、PC1の奥義をPC間に公開しました。
その奥義の名前はアートマン・サンサーラ。超絶意訳すると真我と輪廻みたいな意味です。不死身定め回数制限のこの奥義は、それぞれの中には魂の性質たる「我」があり、我は滅びることはない。しかしそれがあると仮定する場合、不滅である魂は無には帰れず、解脱することができない。そのかわり、再び巡り会うことはできるだろう。というような感じのものでした。
PC1がこの奥義の由来たる真我の話から転生ルートの可能性を示すと、それを受けたPC2は「これで縁を結うことができたならまた会おう」と、他PCへと魔力を付与したリボンを贈りました。その受け渡しの過程でPC2.4の和解も果たされ、ひとまず、刀匠を倒し東京を浮上させる方向で全員の視線が確定しました。えかったなあ。


3シーン目では同じく屋上にて刀匠の秘密をPC2が調査したのですが、なんか突然新しい刀が増えて驚きましたね……。なんだぁ……?
このシーンでは大体のクライマックスの方向性が固まり、結果として、刀匠との戦いにはPC1とPC3が、関ヶ原大戦にはPC2とPC4と従者が参加することになりました。そして肝心の刀は、十束剣をPC2が、破邪をPC1が持つことに。
この分担では緊急時の刀匠に対する天上天下が不可能な為、PC1.3に失敗は許されない状況ではありました。ですがその分担を託してくれたということに友情ぱわを感じた為、PCとPLは勝ち取る決意を強く固めたのでした。やろうブッコロですわ……悔い改めよ……†という意気込み。

4シーン目はすっごいエッチでしたが、その辺はまあまあ。他の方のを参照に。いい表情だった。


◆クライマックス

クライマックス1は穏便にPC1→PC3の愛情の感情を頂き、さて、クライマックス2前。夕暮れが染める校庭、果ては東京を見下ろし、これからの決戦に向けての決意をPCたちは固めました。ストレートな部活名を笑ったり、初めて掛け声をかけあってみたり。なんか、ほんとこのワンシーン青春でしたね……セッション中に言ってた劇場版クレしんもちょっとわかる。夕陽のトウキョウボーイズですからよ……別れの言葉はさよならじゃなくて、またいずれ、いってきます、ですからよ……

それから二手に分かれ、それぞれの戦場へ向かう二組。まず、刀匠の元へ向かったPC1.3達は、地獄門の奥で未だ刀を鍛える刀匠と邂逅を果たします。刀匠は焦るでもなく怒るでもなく、未だPC1が世界を統べること、自らの鍛えた刀の力を世に振るうことを語りますが、PC1はそれを受けず。しかし、刀匠が鍛え、死を以って肉体を無くした末に発生した 神刀・破邪を手に、PC3と共に刀匠へと戦いを挑みます。対峙して振り返る刀匠の姿がカガリになってるの刀匠まじ卍ですよ。

ちなみに、破邪を振るう時の口上としては
『灯、滅せんとして光を増す。落日を巡り、いざや曙光へと誘わん ──来れ、神刀・破邪』
という感じのものを述べさせていただきました。
意味合いとしては、元々PC1に備わっていた夕焼け色の十束剣「弥涼暮」は消滅し、その魂さえも一度消え去った。しかしその消滅により新たに生まれた「破邪」は白い刀身に橙や薄紫の偏光の入った朝焼けのような剣であり、その変化は夕闇から夜を超え、新たな朝日を迎えるためのものなのだと。そんな感じです。刀匠を殺したら自分も死んじまうし、くたばる前に一花咲かせてやらぁ!みたいな感じもある。時々脳筋出てくる。


演出的なところは終わればいよいよクライマックス戦闘へ。一ターンずつ書くとさらに伸びるのでだいたいダイジェストでお送りするのですが、まーーー刀匠がクリティカルだしまくってて怖かったです。
こちらも刀の効果で4つの命中ダイスが振れた為クリティカルはちらほらでましたし、なんなら背景:魔人の効果で【怨霊】(自分の秘密を知らない人からのダメージを受けた時、受けたダメージの半分を回復するすごい技)を習得したためどっこいだったのかもしれませんが、持ってきていた忍具が真蛇を使う前に溶けて、戦場BのPC4に魔界転生で助けてもらって忍具大交換会することになるとは思いませんでした。功績点8点使ってとんこうふとじんつうがんモリモリにしてこの有様よ。サイコロってこわいね。
更に刀匠とPC1はなかなか攻撃の指定特技が近く、クリティカルしようがしまいがそも攻撃が当たらず試合は泥沼化。戦場Bもどんどん魔界と化し、本当にギリギリの戦いを繰り広げながら、なんとか7ラウンド目にして刀匠を倒すことに成功しました。

最後の一撃が偶然同プロットだった(というかこうじゃなかったら少なくとももう一ラウンドかかってた)為、最後の〆は二人で合体技みたいな感じでいきましたね……実際にやっていた時は描写がふわふわしてしまいましたが、今考えると、PC3は正面から、PC1は背後から攻撃をしたとして、前方にいるPC3にさえ突っ込むような勢いでPC1は刀匠に突っ込んで、すんでのところで刀匠とPC3の攻撃を躱すと同時に首に深い一閃を。みたいなのも良かったかもですね。その勢いのままPC3に飛び込んでも良い。


そうして全てをかけて、ようやく討ち取った全ての根源。
彼は終の瞬間まで己の刀の出来を観察し、倒されたにも関わらず満足げな様子すら見せていましたが、遂にはそれも途切れ、ようやく長い長い戦いに終止符が打たれました。

達成された悲願とは裏腹に、一つの夢のような世界の終わりは、その世界にいたまやかし達をも終わりへと導きました。両断戦争で殺された十束剣達、かつて殺されたもの達、PC1.3.4達も、みんなみんな、元の姿へと戻りゆく東京から取り除かれるように消えていきます。
ある人は二人、夜明けを待ちながら身を寄せ合い、ある人は同胞に別れを告げて自ら崩れる世界を降りて行きました。


全ての処理が終わった後に残るのは、酷い有様でありながらなんとか帰還したひとつの都市と、シノビガミの力を制し、神と人の境界に立つことになった一人の少年。それから戦争を生き延びた僅かな剣達。
物語が終わっても、ずっとずっと続いていく険しい道のりを、彼らはかつての記憶を抱きながら歩んで行くのだろう……。

と、自陣はそんな終わり方になったのでした。



キャンペーン全体を総括すると、PC1、あるいはPC1.3、あるいは全員において、じじんまは世界を通して己を見つめる世界系の側面が強い話になったのかなあと思いました。対象や比較するものを通して初めて己の形を知るというか、己の中の感情に気づくというか。ある人は、そうすることで自我を得たり。ある人は、取り落として初めて大切な想いに気づいたりね。
それが成長にあたるのかはわかりませんが、己の形を知る、という側面は確かにあったのではなかろうかと思います。無から有へ。有は無へというやつよ。というやつかな?

PLにとっても、じんまキャンペーンはとても思い出深いキャンペーンとなりました。かなりやりきった感。おかげさまでまとめもこんなに伸びに伸びました。一話一話全部濃い味かつクソデカ感情が飛び交ったキャンペーンの最終回のふせは伸びるよ。

改めて、同卓してくださったGM.PLの皆様はありがとうございました!じんましょうにんき。よいキャンペーンです。自陣のEDのほろ苦いような味がとても好きでした。




尚これは余談なのですが、PC2はシナリオ終わりの制御判定に成功したのですがPC1は魔人の制御判定に失敗しまして。もしかしたら転生してまた会いにいくかもね〜なんて言ってたifルートでの転生先が隠忍の血統の長耳になりました。
今後その転生体によるスピンオフ作品があるとかないとかシナリオ参加したら生成されるとか、色々説はありますが、それはまた別のお話。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
おわり。畳む

シノビガミ

#刃魔正忍記
2話の感想。とんでもなく長い。
結論からいうとPC1死亡攻撃しました。うお

ある程度時系列に書いてまとめましょうか。


スタートの時はバトロワだ~~~~~~~~~~テンションあがるなぁ↑←↓→という感覚だったのですが、サイコロふって失敗して前途多難かもしれねえと思った所はある。
かつてはPC3の秘密をまっさきに抜くとか言ってたのに、本編ではまっさきにPC2の秘密を抜きにいったのは、PC2の秘密次第では追加忍法にしまってあった【暗殺】で殴りに行って真夜中シーンの行動を阻止しようと思ったからでした。ですがPC2の秘密を見てみたら、NPCが勝ったらPC1がシノビガミ化。そしてPC2はPC1を殺すか、自分がシノビガミになって新しい世界を作るかを目指しているとの事。
殺されたらたまったもんじゃねえや!と思う一方で、「死は救済にもなりえる」とか「一話の秘密とかを踏まえるとにコウくんならシノビガミになって新しい世界を作るにしても平和な世界を望みそうだし、もしかしたら襲撃はしないのでは?」と頭ほんわかんな発想に至ったので、夜見では明らかに暴れそうなガオルンと、PC2の次に敵対しそうだと思っていたPC4の居所を選択しました。PC3の事はとくになんの情報もありませんが、もしかしたら共闘もあり得るのでは、という一縷の望みにかけて置いておきました。
そして続々と秘密が拡散されていく中で一人だけPCHO抜いていて、す、スマン……と思っていたりなど。ガオルン明らか暴れそうだから秘密見なくてもパンチしたらいいかなって思ったんだ……オヨ……
真夜中シーンでは志を共にしているだろうイツキを護衛。ワンチャン剣もらえるかもですしね。


1サイクル目はまだ平和だった。そして2サイクル目。
1サイクル目で開いていたアレン、カエデ、イツキのHO的に誰かはメインフェイズで叩かなければならんという事で、ジュンとキバくんはコンビを組んでNPCを殴る為の下準備をすることに。その中で自分の手番でガオルンの秘密を抜いてやはり蛮族~!となったり、メイン戦闘候補としてアレンとカエデの居所を抜いたりなどしました。
そして問題のシーン。カエデとの戦闘に向けて、ジュンとキバくんは感情を結ぶ事に。どう話そうか~と相談する中で聞いてみたい事があったので「キバとしては、十束剣(あるいは自分)が怪我したり死んでしまうのは嫌な事?」と、秘密の方向性とかキバくんの方向性に探りを入れてみようとしたら「は?」と低めの声で返されびびるジュン。おずおずしながらも「十束剣は正直どうなってもいい(異物だから消えるのは当たり前)。皆が平和に要られる世界を作る為なら(十束剣の)自分すらもどうでもいい。」
と喋ったら「つまらない考え」といわれてしまって。結局キバくん的にジュン達が消えるのは嫌かという話への明確な答えは得られず。ややギクシャクしはじめました。
やりとりの末に出た感情の選択肢は二人とも「共感/不信」。その結果を受けてジュンは、そうして意見をくれるのは真剣に考えてくれているからこそだろうと思いたかったし、少しすれ違ったものの、それだけでキバくんの事を疑いはしなかった為「共感」を選びました。
結果は双方「共感」。運命感じちゃったな。

それから電撃作戦で戦闘に向かいカエデと対峙したのですが、二人とも範囲攻撃の間合いに入ってしまい、何もする事ができないまま範囲攻撃を喰らって戦闘から脱落する事に。その上ジュンは自分の「十束剣」の力を略奪される始末。
流石にここ辛すぎたのでジュンは泣いた。お前はいつもそうだ。誰もお前を愛さない。めそ。
真夜中は何もできないので膝抱えて見学してました。


そして3サイクル目。
1シーン目でとある交渉の為コウくんと同じシーンに登場し、その交渉の結果コウくんが何処からかパチってきていた十束剣のパワーをゲット。それまで本当にキバくんに守ってもらってたみたいなのですまんぴえん。
そうしてこのタイミングで拡散されるユウリの秘密。きれる十束剣。ハァーッ。キレました。
というのも、ジュンはキバくんに拾ってもらう前は荒れてたという事を考えていたので、その頃に自殺未遂とかしててもワンチャン死ねてなさそうだよな~という事を閃いてしまいまして。こんなのがいたらまた戦いになってしまうから、はやく「異物」たる十束剣をこの世から消さなければ。それこそが「正常な世界」なんだ。と思ってしまえば、ジュンは自殺も視野に入れそうだと思ったんです。
でも、何度やっても死ねない。それなのに居て良い場所さえも無いという足元のおぼつかなさ。怖いよね。そんな経験をさせられた記憶がありましたのでキレあそばせました。なんなら刀匠さえいなければこんな事になってない筈ですからね。憎いね。

そんな情報交換をしてその次。ジュンの手番でイツキとの感情を結びに行ったのですが、ここでもとけるとんこうふ。判定失敗を繰り返し、真蛇→鵺→範囲攻撃の構成が死んだ上に何も得られず絶望しました。もう儀式中断ほぼできないね……
交渉では「儀式を止めたい気持ちはこちらも同じ。その上で君にも死んでほしくないから剣を貸して欲しい」と言ったのですが「ちゃんと決められてからじゃないと失礼だと思うから少し考えさせて」と、めちゃくちゃ振られ構文のお返事を頂いてしまいとぼとぼと帰りました。ショボ。

そしてキバくん手番によるカエデとの戦闘。参加者は変わらず2人。
カエデの方はキバくんのおかげで倒せたのですが、十束剣を巡りキバくんとジュンで戦闘に。先にキバくんは「ここで降りなかったら怪我させる」と警告してくれていたのですが、それでも一縷の望みに掛けたくて残ってしまったのだなあ。ここで勝って、それから真夜中シーンで誰かの剣を奪ってしまえば両断戦争を止めるのに間に合う範囲だったから。対立には驚いたけどやるしか無い、と。

プロットで上を取って、先に攻撃を仕掛けたのはジュン。2人とも持っている「仕込み」を指定特技にした接近戦攻撃でのやり合いを試みますが、ファンブルして逆凪。その後キバくんの絡繰術パンチに倒れました。
キバくんに倒されてへたりこみながら、カエデの腹から冷たい目で剣を奪い取るキバくんを見て、ジュンは少しショックだったかもしれません。なんと言いますか、優しかった先生や親に叱られた子供みたいな。いやジュンは年的にまだ子供だけど。
ここでほほえみの爆弾的解釈が出来れば良かったのですが、この時点で3点の生命力を失い、感情も結べず、調査も満足にできず、誰も守れず。何も成功できていないジュンは怖くなってしまったのだと思います。だから戦闘していた列車倉庫?の車両の下に身を潜めてまずは接触を回避しようとしました。
感情的にはこの瞬間、かなり共感と不信の間で揺れていたと思います。だから一度落ち着きたかった所もあるのでしょう。今2人きりになったら、また戦う事になるかもしれないと。
もう決着は着いたのだから、無闇に不意打ちをして傷付けたくない。信じたい。それに死ぬことは俄かに夢見ていても、友に殺されてしまうのはこれまでの関係の終焉を見るようで怖かったのです。(あとPLは「ここでキバくんが追ってきてくれたらスリラー映画の緊張のワンシーンみたいになるなあ」と思っていた。)
潜りこんでいるジュンをキバくんは探すことなくその場を立ち去り、クライマックスフェイズまで会うことはありませんでした。

真夜中シーンには兵糧丸を用いて回復してから参戦。既に勝ち筋は無い中、それでもしたい事は何かと考えてみて、やはり志を同じくするだろうイツキには生きていてほしくてイツキの護衛を選びました。もうこの時点で自分の身を守る選択肢はなかったな。


そしてクライマックス前なのですが、ごめんなさいここ感情のピークで若干記憶が飛んでます……間違ってたらごめん……
力で殴り合ってシノビガミを作っても未来は砕けたまま、荒廃した世が続くだけ。ただ殺しただけで手に入る物なんかない。それなのになんで戦うのかと叫んでも、お前の望みもどうでも良いからだと、自分は荒廃した世で確かにコウに会えたのだから得たものはあるのだと、各々の考えは対立します。
カガリを殺した奴がそれを言うのか。覚悟が無いのなら帰れ。とも言われたのですが、その前の返答で友にさえ「どうでもいい」と言い捨てられ、守りたいものも守れず、解決策もなく、己がシノビガミとしてつくる世界ははなから「悪」なのだと否定されている。そんな「守りたいものがない」状況下で決まる覚悟など無いと思い、「覚悟なんかない、守りたいものはもう残ってないから。それでも、皆の争いを止めたい。傷付け合い奪い合うこの場を止めたい」と言い参戦を決めました。まじでこのへんPCPL共にぐしゃぐしゃになってたので支離滅裂で聞き苦しい感じだったかもしれん。スマン……


そうして始まるクライマックス戦闘。剣の所持数はそれぞれPC番号分。つれぇ!

戦闘中は粛々と戦っていましたが、全体的に出目平均が高く当たっても躱される事がかなり多かったですね……結局何点くらい与えたんだっけ……十束スウォードアタックではタタラさんに4点を与えたのですが、奥義で殆ど防がれてしまいました。奥義を引き出す目的もあったので悪くはなかったのですが、ここで回想乗せて追加で切り込んでても良かったのかもしれんなあとは少し思ったり。
戦闘中、最初1ラウンドはつい雷電をキバくんに投げてしまったのですが、2ラウンド目からは感情修正をいれたり不可侵を結んだりと協定を結ぶことに。偶数組も組むと方向に動かしてしまった為、悪手だったのかもわかりませんが……共感にしても、不信にしても、確かにそこにある感情は無視できなかったのでしょう。純真持っててもおかしくないレベルの甘さよ。

にしても今回戦場の極意(極地)型により生成された極地で戦ってたのですが、戦極(極)って鬼強いですね。怖い。慄いた。そして偶数組の構成被りまくってて笑った。君たちは多分本当にカップリングなんだと思う。なんなら公式なんですかね?お二人の解釈もっと聞かせて。バンバン。

そんなこんな極地の中で戦う内に、とうとう残り体力2点。このラウンドで死ぬかもしれないという所にタタラさんからの接近戦攻撃を受けて、回避の為に回想を使いました。
回想でタタラさんに言いたいことを考えてみたら「PC2と共にいるのを目指すなら、PC2をシノビガミにして、君がオロチになって、そうして殺し合ったらいいんじゃない?」という形に。そうして使命を「両断戦争を止めること」から「シノビガミと八岐大蛇を復活させる」に変更しました。
一応その勧めは利敵行為ではなく、己の使命を他人に達成させるためにそのルートをお勧めしたつもりではあったのですが、わからん……わからん……
ジュン的にも、もし自分が死んでしまうなら後続はコウくんに託すべきかと考えていましたし、万が一タタラさんが八岐大蛇と化した世界でもコウくんがシノビガミになっていればまだ希望はあるかもしれない(秘密に「シノビガミ」と「八岐大蛇」どっちもいれば相殺するとありますからね)と解釈して、どうにか「平和」を掴もうと手を伸ばした末の言葉でした。もうぼろぼろで、思考も壊れかけていて、支離滅裂でしたが。やけっぱちだぜ。
結局回避は出来ませんでしたから、期の立ち絵で顔や頭に傷が入ってるのはこの時の傷かもしれません。へへっ……


さて、そのラウンドの終わりの極地は無慈悲にもラウンド数以下。ここでジュンは脱落することになり、「死亡攻撃」をする事を選びました。どちらかと言うと遺言に近かったのですが、最期まで刃を向けた上でコウくんに未来への願いを告げるだろうと思いコウくんに接近戦攻撃を。クライマックス開始時点からコウくんとても辛そうだったので、辛い所に託すのは酷いからできる限り自分で頑張りたかったのですが、体力が無くなってしまったのでやってしまった……ディへへ……
そうして振りかぶった刃の行く末は、失敗でした。それもピンゾロファンブル。この出目を見て、「こんな時にも襲い渋るのだなあ」とジュンの出目を見た気がしました。これが覚悟のある者と、覚悟も守るものない者の差よ。

最期は攻撃にもならないようなへなちょこの刃を向け、コウくんの方へ倒れ込むように歩を進めて、これからコウくんが見るかもしれない闇の怖さとこれまでの恐怖を吐露してしまいました。

コウくんが刃を振るうのは仕方ない。悪は倒すものなのだから。自分もそう思って自分を殺そうとしてみたけれど、何一つ叶わなかったと。だから、ここで終わらせて欲しい、と。
学園でも助けてくれて、それにカガリを思ってくれている君の選ぶ道ならきっと「間違い」は無いのだと願っている。と。

振り返ってみれば、酷く過大なお願いです。これが悪すらも救おうとするような英雄タイプだったらまた違ったのでしょうが、ジュンはエゴで出来ていて後ろ向きで、根本からメンタルが落ち気味だったというのが先に決まっていたので、こうなってしまったら終わらせてほしいと願うだろうなあと思い行かせて頂きました。
メタい事言うなら、その場の剣の状況を見るに使命達成がシビアになっていた上、誰が勝ってもシノビガミへの転身を願うのだろう≒十束剣は必ず一度死ぬのだろう。さらにジュンがシノビガミになってしまえば堂々巡りになって誰も幸せになれない。という所があったので行ったところもあります。特に最後の所は他の要素がどう動いても揺らがないと思うので。この虚しいループを終わらせてくれ。
世界が壊れて、求める「平和」が壊れてしまったのなら、必要なのはそこにある可能性と最適解であり、そこに自身が人として立つ必要はない。というかもはや居る必要もないのです。とにかく誰かが成立させればいい。だから誰かの足掛かりになる事もいとわないのです。

ここまで書いてやっとなんとなく掴めたんですが、ジュン的に「十束剣」は「異物」であり、存在を認められないもの。優先順位の低いもので、それ以外が「正常」な「平和」たるものだったのかもしれません。そして「異物」があるから世界が壊れるのだと解釈していたから、「平和」を求める上で、「異物」が平和の中で汚れ仕事を行うのは当たり前って気持ちがあったのかもしれないです。本来は攫われたあの時に消えていた筈のものなのだから、他の人のしわ寄せを食うのは当たり前。みたいな。一時は戦いを諫めたとはいえ、仲間を殺して幸せに生きるなんて許されない。と言うのもあったのかもしれません。第一両断戦争を終えた時からジュンは「罪人」だったんです。ここで年少リングの刺青に意味が出てくるのか。なるほどなあ。(?)でもそれをコウくんにやらせようと願ったのだから本当に自己中ですよね。

彼もシノビガミになることを願っているなら絶対に十束剣を一度は殺さなきゃいけませんから、もし殺しに迷いがあるのなら「僕は殺していい存在なんだよ」と許すというか示すというかをした側面はありますが。エゴいよなあ。


そうして話すうちに迫る死の淵で呟いたのは、キバくん(以降「キバくん」を各ボディの総称にさせてください。ごめん。)の隣に居たかった、という我儘。そんな叶わない願いが口を突いて出たのは、上記の当たり前の打開をしてくれたのがキバくんだったからなのでしょう。

例え仕事だったとしても、共にいてくれる事が嬉しかった。叶わないと思っていた日常に出逢わせてくれた。うすらぐらい、「悪」とされる仕事の後も「おかえり」と日常で迎えてくれて、「帰る場所」をくれました。本当に数少ない安心できる場所だったのだと思いますし、だから、死ねなかったと語った自殺実験はきっと、キバくんに拾われる前の数か月でやってたんじゃないだろうか、と思ってます。
世界にとっての「異物」であり「厄災」であるという自覚があるのに、消えることもできない。居て良い場所などない不安な足取り。キバくんはそこから救ってくれたのだから、信じて居たかった。

しかし、そうして居てもいい場所と認識して居たキバくんの隣から、今回はすれ違いの末に逸れてしまいました。ジュンとしては、こんな惨状をみた結果に「やっぱりダメだ」と言い渡されたような気持ちだったかもしれません。本当の姿を見る前は許すと言えても、実際に出会えば許せない理由が出来てしまう。そんなのはよくある話ですから。それに根源に愛されて高い確率で災厄になり世界を壊すのなら、パブリックエネミーと呼んでも差し支えないでしょう。
だからキバくんの本当の思いは違うのに、そう読み違えてしまった。この解釈ミスは自己肯定感の低さや人間不信も影響してそうだなあ。

正直PLもキバくんの秘密もスタンスも計りかねていた所は……ある……馬鹿ですまない……
協力してくれるなあ……と不思議に思いつつ、対立の姿勢を取られた辺りからは
「シノビガミを作る」みたいな話が秘密なのかなって思ってました。

そんなすれ違いを重ねて諦めの気持ちも出てくる一方で、秘密がわからなくても共闘できた。共感を選ぶ事ができたという事実は確かに心に残っていました。
だから死の間際、もっと相手をわかっていれば、もっと強い存在だったなら、それも叶う願いだったのかなあと「キバくんの隣に居たかった」と、沈む暗闇で呟いたのでしょう。
けれどそれも我儘で一方的なものかもしれないから、気付かれなくても良い、でも気付いて貰えたなら、と小さくつぶやいた訳で(打ち合わせ部屋に投げたのはそういう意図。人狼でいうグレー文字みたいな……聞こえるも聞こえないも相手任せ的な)。
その本心すら「どうでもいい」と言われるのが怖かった所もあるんだろうな。結局は臆病とエゴだよ。

本当に相手を想うなら、世界が終わっても彼の隣に立ち続けるのが礼儀なのかもしれません。しかし彼がもし壊れたままの世界で生き延びる可能性があるのなら、こんな「異物」の跋扈する世界を終わらせて、その先の世界を少しでもよくしてくれるだろう人に未来を託したかった。彼は素敵な人なのだから、もしも彼の隣に空白ができたとしても、その空白にはきっと今度は平和な世界の良き友人が立つのだろうと。そう親愛を見誤ったのが罪だよ。


それからキバくんの秘密を回想で見るじゃないですか。友じゃないですか。変更済じゃないですか。限界になるじゃないですか。無理です。
実際、ジュンが死んだ時にもなんでこんなことにならなきゃいけないのか、と言ってくれたので限界気味ではあったのですが、限界……限界ですね……ヒ……


それから魔界転生でかつての学生生活をロールしたり……何……ジュンはゲーン行ったらボルテでギュイーンつまみまわしてるよ。好きなのはUSAO。BSTならハマー。
普通になれたら何がしたい?という他愛もないつもりの話、キバくんの秘密見た後だと鋭利な気がしてゲロでますね。


ざっとした感想はこんな感じでしょうか。エンディングに関してはまだなのでまだわかりません。なんなら死んどるし。喋れんのかな。どのタイミングで3話に移行すんのかな。わからん。

ただ思うこととしては、次はもっとタタラさんともコウくんとも交流したいということですかね……
一話二話通して結局あんまり話せてなくて、回想でもあんまりうまく喋れなかったかもしれないから。だからこんどはたっぷり話したいです。キャンペーン最後ですのよ。

キバくんとは今回結構話したような気もしますが、勿論まだ話したい。でも今後どうなるのかな。わかんない。なってみないとわからない。楽しみと怖さが半々です。ミーン!蝉でした。畳む

シノビガミ