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タグ「寵獣戯画・点睛編」を含む投稿9件]

#寵獣戯画・点睛編
キャラ設定初期の話。
いやーーーーーーー情のPC4、やばいきがするな!

カルペディエムと赤い靴を下敷きにして、摘み取り踏みつけて来た花々の上で舞い続ける系エリートの味付けにしてるんですけど、なんか なんだ こじらせる予感がします!

しかも色々考えてるうちにやや少女性の強い雰囲気になってきた為、「深層に乙女飼ってたらやばそうだな……」っていう方に飛んでってたりしますし、自分がぎがのPCのことぎがぴって呼びがちなところから連想して、ラッカちゃんの生育環境タコピーのまりなちゃんと東くんの生育環境の悪い所混ぜた感じなんじゃねーーーーの!!??って気になっておしまいになっています。
ていうか情のPC4的には多分、処分され続けたパンケーキの位置に今まで踏み台にしてきた人たちやPC1がいますよね?なんてこった。

PC1ときょうだい共々、それぞれの場所でファミリーの平手打ちされていたかもしれない。おしまいだ。畳む

シノビガミ

#寵獣戯画・点睛編
自分で握ったPC4をこじらせてべちゃべちゃベックス
苅部ーーーーーになってるのは実はシナリオに関係あるところでもあるし、関係ないところでもあるのですまんと言う気持ちもある

色々踏みつけて生きてきてる事を背負おうとするタイプにしよう!というのや、前に言ってたカルペディエムだとか赤い靴を混ぜ込もうというのは秘密みた段階で決めていたのですが、ラフの赤い羽の色を塗ってる時に「いよわのアプリコットと灰色の靴も混ぜたいな……」と思ってしまったために、そこはかとなく少女的な潔癖感というか、育てられるまま言いなりになってきたからこその幼さが滲み出し……

本当は可愛いものとか美しいものが好ましいと思っているんですよ……じゃなきゃ奥義に赤い靴とか花言葉とか引用せんて……
多分獣化した際の足の使い方も、日本に浸透している舞踊の要素だけでなく、帝劇かどこかに付き合いで行ってみた白鳥湖を参考にしているのでしょうね。あのあたりの時代に素敵なロシアのバレエダンサーが来日してたようなので……。しかし、それでいて潔白な身は似合わないと王子や白鳥ではなく魔王や黒鳥を参考にしてそうなあたりそういうところやぞ苅部楽果
奥義で引用している花言葉についても、アプリコット(杏)の花言葉の「疑い」を採用できる一方で、「臆病な愛」は胸中を明かすようで採用できなかったとかそういうところやぞ。
どんなに自分は恐れてなどいないと己を奮い立たせようと、本当に感じている恐怖や不安は本人が一番よくわかってるはずですからね……

それになんというか、様々なものを踏みつけて生きてるからこそ自分の意思だけで生きちゃいけないみたいなどっかの夜顔みたいなこと考えてるやつになってしまったのでどうにも、己の欲の為だけにうごくことができない、な……!?

穏やかだったり、繊細だったり、そういう世界観や雰囲気が好きでもそれをおくびにもださず国のために奉仕するのは、そうすることが己が踏みつけてきたもの達への誠意であると思っているからこそ。しかしその一方で、そうまでして歩んできた道筋を逸れることをきっと恐れている。認められる存在では無くなったらこれまで踏みつけてきたものを無碍にしてしまうと同時に、己も捨てられてしまうだろう。そんな恐怖を伴う敬意(と思い込んだもの)なんて本当に臆病な愛でしかないよ。

蛍ちゃんに対しても、彼女を出島から呼び戻して、彼女から奪ってしまった日々を精算したいとか思っているのだと思う。それは彼女の平穏を望む愛でもあるのだろうけれど、奪った側のエゴでもあるよね。それは楽果もわかっているだろうから、これ以上彼女に頼ってしまわないよう、蛍ちゃんにそれを告げることはない。蛍ちゃんは優しいから、それを表明して仕舞えば彼女を悩ませるばかりだろうと考えるから。
けど、そのせいで言葉が少なくなって蛍ちゃんに彼女を思う気持ちは通じていないかもしれない。でも楽果はそれでいいとも少し思ってる。自分のことなんか信じてくれなくて良いと思ってる。無闇に怖がらせる気は無いものの、そうして独善的な愛を成そうとするのに、同意する気のない相手を同意させることは不可能だと思想犯を罰する間に知ってしまったから。唯己の為、或いは国の為に蛍ちゃんの悪になろうとしてる。恨んでもらって構わないと思っている。悪になってでも、人の道に引きずり戻したいと思っている。例え二人とも最初から異形だったのだとしても、人としてあって欲しいと願う。そんな我欲しかない私なのに、彼女は友情を抱いてくれている。どうしたら良いだろうか。っていうのが現状ですねーーーーーーー

ぎがぴPC4のCONBEXめっちゃいきいきしてるな畳む

シノビガミ

#寵獣戯画・点睛編
楽果の性格の話。
楽果くんさあ己の私情を「落果の言説」と切り捨てて他人事にする事で二律背反のバランス取ろうとしてない……?

他人の死体踏みしだいて生きてるのは想定してたけど己の死体まで踏みしだいてるのはちょっと想像してなかったな。


例えばPC3に対して、
「私達に恨みを持つことは当然だろう」という気持ちと
「可能ならば幸せに生きてほしかった」という気持ちと
「国に仇なすものは許さない」という気持ちがあるんですけど、
一つ目と二つ目の考えは表出する前に切り捨てるべき「落果の言説」で、三つ目のみが表出させて良い「楽果の言説」なんですよ。
落果、特に生理的落果とは、果実が成長するための栄養が不足している場合に、栄養を送りきれない果実を未成熟のまま枝から切り離す現象。不要な果実が成熟しては根幹が揺らぐから、それが可視化される前に切り捨ててしまわなければならないんですね。
なので、色々な事象に晒されて様々な思想が己の中に渦巻くのは仕方の無い事と認識しつつ、実る思想から善きものだけを選び取るのは「楽果」の仕事。みたいな。善因を選び取った先にのみ楽果は存在しうるのだ、みたいな。
そういう発言と思考の選び取り方をしているのかもしれない。つらいな。

そんなふうに色々考えて切り捨てて、最後に出力するのは特高の楽果として認められる言葉に絞られてくるから、少し前までの鷹守さんと話していた時の態度から急に冷徹な態度に切り替わった様に傍目にはうつるのかなあとか。
今までに良い感じにそれを表現できてるかはわかんないけど、クライマックス前後くらいはそれ徹底しても良いかもなと思ったり。



【追記】
あ~~~~~~~~杏と生理的落果の関係性について調べてて知ったんですけど、大正末期に優良種として選出された杏の一つに「平和」っていう品種名のやつがあったみたいですね。第一次世界大戦の終結を記念して命名されたとかなんとか。
しかしこの後第二次世界大戦が待っているわけで。せっかく実を結ぼうとした平和もいずれ切り落としてしまうのだろうかと考えるとなんかもう おしまいだよ。

参照元:https://www.japanfruit.jp/fruit/endemic....畳む

シノビガミ

#寵獣戯画・点睛編
楽果の趣味の話。
あーーー苅部の趣味完全に理解しました。便箋集めじゃない……?こいつの唯一レベルの趣味って……

苅部は少女性があると言っても女装したいわけじゃないし(ifではあんな格好させたけど、あれは女装癖というよりはかわいいを選んだらアレになった感じ。スカートっぽいのも袴みたいな感じなのだろうなあと思う)、お人形遊びがしたいわけでもない。そもそもそんな目立つものを手元に置いたら己の隠したい性質がばれてしまうし。
ならばその性質はどう行動に現れるだろうか?ってずっと考えてたのですが、多分ここですね。

お手紙って各家庭に電話が置かれるようになるまではメインの連絡手段だった分、いろんな種類のがあっただろうし、お手軽に手に入っただろうし、何より必需品であるからこそ、お家にあっても怪しまれにくいのではないかなと。
逆に主な連絡手段であったからこそ、便箋一つとっても男性的なデザインとか女性的なデザインとか暗黙のうちに分かれていた可能性もかなり高いかと思いますが、木を隠すならなんとやらという感じで、主に使う無難なレターセットに紛れさせて隠しておくとかできたんじゃないかなあと思いました。いざとなったら、知り合いの文具屋で余ってるのを押し付けられたとか、近所付き合いでもらったとかいくらでも言い訳できそうですし。
あと、妹が奉公に出された為に生かされた分どうにも無駄遣いが苦手そうだなあともおもうのですが、実用品であり、少量であればそんなに値が張るものではない便箋なら少し多めに買う事を己に許せるかな……というのがある。
当時の便箋って竹久夢二とか小林かいちとかがデザインしてるめちゃかわなやつがあるので、そういうのを家の机の引き出しとかにそっと忍ばせてあるのかも?

いつか蛍ちゃんにお手紙送れるようになったら使う用に、そういうの買い始めたとかあるかもですね?しらんけど。


あと苅部のSGは途中で一回無言を貫く瞬間があると思うんですけど、それで痛いところ突かれて武力行使に出かけた所を恐怖政治への怯えの裏返しと暴き倒されてぐちゃぐちゃになってると良いなと思いました。
裁く立場の人間は裁かれる基準や罰の重さを知っているからこそ己が裁かれる事に恐怖すると思うんですよね。あと、やっぱ目の前で妹が奉公に出されたのを見ていたから「自分もいずれ捨てられるかも」みたいな恐怖あるだろうなと思った。そんなかんじ。畳む

シノビガミ

#寵獣戯画・点睛編
メモみたいなふせ。
兄妹に流れてる渡来人の血どっから入ったんや

どっちか片親渡来人だった説?渡来人の血のフレーバーテキストを忘れてしまったので違うのかもしれないけれど。
でももしそうだった場合、残った片親で何とか子を生かそうと思った結果こうなったのかなあとか、いやそれにしたってとか、色々思うことはある。
あれかな。父or母とガキの楽果だけじゃ、渡来人から蛍ちゃんを守りながら楽果を生かすことは難しくて、蛍ちゃんを国に保護してもらった方がまだ安全ってなったのかな。それだったら楽果は血の滲むような努力 何一つ惜しまずするでしょうね……!

ここまでずっと毒親ルートで考えてきてたけど、この案の方が平和なのでは……!?どうする……!?畳む

シノビガミ

#寵獣戯画・点睛編
生い立ちの話。
ザ・家庭の事情。
渡来人の血確認したんですが、これは片親渡来人説……あるのでは?しらんけど。蛍ちゃん/もぐさんもそういうの好きだったら。

ママが非渡来人で渡来人のパパがどっかに霧散してたら地獄ですね。お兄ちゃんは父さんと違って母さん達のこと守ってくれるよね?からのまだ弱くて楽果だけでは二人を守れなさそうor守り切れなかったから蛍ちゃん切り離し(守れないから蛍ちゃんを国に保護してもらうとか、兄妹どちらも生かす為とかの事情も内包してる?)の流れ?
そこからいつか家族を守れる大人になる事/妹との再会をトロフィーとしてのスパルタ教育/血の滲むような努力?故に情?
あの時代で家の唯一の男手で長男(だと思う)だから頑張れたけど、あの時代じゃなくて長男じゃなければ今の楽果にはならなかった、のかもとか?

久世家と東家と雲母坂家のハイブリッドか?
ちょっと盛りすぎ?畳む

シノビガミ

#寵獣戯画・点睛編
卓感想。
ぎが楽しかったな。
PC3-NPCが組みPC1-2-4は共闘したりしなかったり。最終的にはPC1,2が勝利し全絵画はめ込み、PC1,2,3が使命達成。PC4が使命不達成でした。

私はPC4、苅部楽果で参加していました。
PC4はメインフェイズ中は十字傷の絵画を守り通し戦ってはいたのですが、クライマックスでは敵対するPC3-NPCを、利害の一致……?みたいな感じで不可侵状態になっているPC1と共闘するような……してないような感じで倒したものの、その後はPC2についていく事を選んだPC1-PC2とPC4は対立。PC2の接近戦を回避できずPC4は脱落し、PC1,2に選択を委ねたのですが、二人は十字傷の絵画を硝子の額縁にはめ込む形で意見一致。絵画が全てはめ込まれ妖魔も人も異界・出島から日本本土へ出入りし放題のえらいこっちゃワールドになりました。
PC1,2は異界で師弟生活をはじめ、PC3,NPCも帝都の権力者をボコボコにする師弟生活?をはじめ、PC4は後に異界制御班に封印されそうになる異界・出島を見ながらなんか……どこいこっかって状態です。

PC1,PC2の信念が和、律でかなり温厚だったこと。PC1からPC3への感情が、自由と平和を生きてほしいという思いだったこと。PC2からNPC(絵画)に向けて子のような感情を持っていたことなどがえらいこっちゃワールドへ至った理由のひとつなのかなと思います。
PC4(信念情)も、使命的に許諾できないもののだいたいPC1,2と同じ気持ちではあったので怒ったり失望したりという感情は無い~~~無いのですが、なんだろう。不思議な感覚になってますねいま!



まずPC1:蛍ちゃんとは確かに兄妹であるという自覚が楽果の方にもあり、守りたい、力になりたいと思っていました。彼女がいた座敷でどのような事が行われていたのかはきっと楽果は知りませんが、出来るだけ傷つかずにいてほしかった。彼女の望みを全うしてほしかった。だから蛍ちゃんとまた家族のように過ごせたらという個人の望みは飲み込んで、蛍ちゃんの傷つく場に居てほしくない、望む場に居てほしいという望みを告げ、本人に道を選んでもらいました。シナリオ終わりでも言った通り、お尋ね者とお尋ね者が二人揃っちゃ大変でしょうしね!
どうか帰ってきてくれ、と泣きついたらまた違う結果だったのか、変わらなかったのかは今ではわかりませんし、その感情を黙っていた事を是とするのは此方の自己満足でしかないのですけれど。楽果的には傷付けるかもしれない相手の本心の奥深くを知る事は恐ろしいことだったので、蛍ちゃんに対しては少なくとも戦闘中は伏せました。

そして蛍ちゃんの願いは恐らく全員の平和、安息だったかと思うのですが、そこに関しては楽果も同じものを望んでいました。PC3の復讐とそれに伴うPC3の自死は本当に、本当にやめてほしかったので完全には同じとは言い切れないのでしょうが。メレルさんと蛍ちゃんが師弟関係になってでも穏やかに暮らしてくれたらいっそ幸せなのかな、という事は考えていたし、鷹守さんにはどうか幸せになってほしかった。死んでほしくなかった。ギンくんの事も、国家に敵対するとかそういう事がなければその願いをかなえてやりたいと思っていました。
そしてそれを純粋に願う事のできる蛍ちゃんの事が、楽果にはとてもまぶしく見えていましたね……。制約に雁字搦めになってまで守ろうとした妹の方がずっと力強い意思を持っていた。みたいな。記憶の中の蛍ちゃんはもっと幼かっただろうと思うので、お兄ちゃん目線、ずっと「大きくなったな……」ってしみじみしていたかもしれません。それに加え此方からは「恨まれているかも」なんて懸念を抱きながらおっかなびっくり触れてた節はあるので、おしゃべりしてくれて、時には力を貸してくれて嬉しかったです。健やかであれ。
最後に言った人の心を忘れないようにというのはあれです。もう一つのふせにあるようにパパまわりの因縁がちょっとあるので……自分たちの両親のような怪物のようになってしまわないで、という願いだったのですが、そのあとバケモノの子見たら良いとも悪いとも、なんとも言い難い〆の言葉を選んでいたみたいでちょっと楽しくなりました。

戦闘中は何気にスペ多くてすごかったですね……やばお。こちらから回想の時に願った「今後の苦難を超えられると見せつけて安心させてほしい」という旨の言葉ですが、蛍ちゃんは強い人になっていそうなので、安心させて欲しいという願いは叶えられたのかも……?なんか世の中一瞬妖魔だらけになったけど。封じられたけど。



PC2:メレルさんも、立場さえなければめちゃくちゃ好ましいと思っていたよ楽果は……。綺麗なもの好きだし、それを作り出せるなんてすごい事だと思うでしょう。美しいと思うものに人も畜生も妖もありません。とは、感覚的には思ってはいたので……。立場上それを発露する事は許されませんでしたが。
対立する内に思ったのですが、楽果からメレルさんに向ける感情の中には少し、八つ当たりのような感情も混じっていた気がします。美しいものの美しい側面を捉え、追及する事ができるのが羨ましかった。己のありたい姿でその場にいられる事、望む世界を望むままに出力できる事が羨ましかった。作り物の異形の身体じゃなくて、本物の幻惑的な身体で動いている事が羨ましかった。優しく微笑んでいられる事が羨ましかった。何より妹に優しく手を差し伸べ、彼女の望む自由を与えられる事がとても羨ましかった。楽果が欲しかったものをほとんど持っていた。どうして私が妹に逢う為に捨てて来たものを、妹を攫った貴方が持っているの?許せない。みたいな感覚が 一ミリたりともなかったわけでは ない きっと。
そう羨ましいと思った時点で負けなのかな。
けれども劣等感は相手を認めている事の裏返しでもありますので……メレルさんの所にいった蛍ちゃんはきっと幸福に過ごす事ができているのだろう、と楽果は信じたいと願います。そう信じさせてくれ~。

ギン君回りに関しても、蛍ちゃんの所でも少し書きましたが「絵画が鑑賞されるべき」というのは同意するところがあるので、実はそこにおいてだけなら何も異論はなかったり。穏健派っぽいからワンチャンPC3とNPCの放流を見送ってくれるかなと思っていた、がそんなことはなかった。でもその芸術に対する姿勢やあやかし倫理好き BIG LOVE……

戦闘中はまじでまるちりブチ当たったのがめちゃくちゃ痛かったですし、スペが沢山でててこわいなって思いました。慢心も怖いです。上記の感情も踏まえると「あんまり嫉妬心とか煽るのやめていただけます!?」って感じの野望だったのかも。でもまるちりは確かに痛かったのですが、どのタイミングから攻撃するか悩みぬいた結果まるちりVSシュラのクロスカウンターになったのは楽しかったですね。少年マンガかな?
こういう感じの時にあきゅさんのPCに勝てた記憶が最近全然ないんですけどやばくない?やばいね。良いと思います。強いのはいいこと。



PC3:鷹守さんとは結局対立してしまった訳ですが、幸せに生きてほしかったのは本心なんや。信じてくれ。信じてくれなくてもいいから本当、残される者達と悔いのないよう過ごしてくれ。という感情でした。
というのも、楽果はザ・家庭の事情により恨みの渦の中で育っているような側面がぼちぼちある為……恨みを恨みで塗りつぶす事は恨みを打ち消す事に非ず、さらなる恨みを塗り重ねる事だと認識していました。なので鷹守さんが秘密にあるように未来の子らの事を想うなら特に、自らの命を投げ出す事をやめてほしかったんです。
両親の恨みの為に「復讐を為せ」と望まれ育った自分はこうなってしまった。貴方が復讐の為に命を投げ出せば、その遺志を継ごうと、此方に似た復讐の道へ足を踏み入れる者もいるだろう。しかし、この姿は和平にはきっと程遠い。貴方だって未来の子等にこんな風になってほしくはないだろう。命を投げ出してほしくないだろう。だから貴方が守りたい子等にそんな悲しい最期を見せてやらないでくれ。という感じ。その辺は情です。
でもこれはこれで、鷹守さんの意思を踏みにじってる事にもなるから難しい所ですよね。あけすけにいえば、未来ある若者の命>お前の命、後続の希望の為にお前は生贄になれ、と言ってるわけで。その辺は国家の歯車思想です。

国家の歯車ポジションってとても不公平で。例えば、これが共産党潰す~!っていう思想だったら特高は協力する可能性が高い訳じゃないですか。アカだ!ころせ!みたいな。それがたまたま異教徒だったからは?お前が死ね。になるのは本当に不公平だと思うし、楽果もその辺の歪さはぼんやり理解はしていたと思う……のですが、なかなか。上忍という階級を持ってなお、あるいは上忍という立場であるからこそ、手を差し伸べる事はできませんでしたね。ド正面からド対立した。
もしもトドメをさせたり鷹守さんに対して回想を切るような事があったら上記の事を語調強めにだだこねてビンタしようかとも思っていましたが、仕上げは蛍ちゃんでしたね。あの時横から割り込んでごめんね。

戦闘中はいや髑髏本尊……スペ……きつ……!という気持ちでしたね。しんどい!鳥獣術遠い!イヤッ!
最初から対立姿勢だろうとわかっていた分攻撃するか否かで悩む瞬間はほぼ無かったのですが、高プロでも安定して出目が高かったので怖いなって思いました……これが意思の力……。


PC4→各PCへの共感回りの感情は大まかに書き出すとこんな感じ?
PC4の立ち位置は確かに生きづらい感じでしたが、CONBEXはこれ好きなので永遠にしゃぶしゃぶしてました。無限に掘れるので味が無くなる気がしない。この後、別にシナリオ後のPC4が何処へ行くのかを書いたクソ長ふせったーを投下する予定です。


また戦闘に関する記述をそれぞれへ感じた事に添えさせていただいたのですが、クライマックスの戦闘中にも対立関係が言ったり来たりしてドコドコ対立!ドコ!ってなるのは目まぐるしくも楽しかったですね……ヘイト管理……むずかしいコンテンツだ。でも楽しい。敵が何人になっても良いように修羅とか持って来た人が言う言葉じゃないかもですけど。
最終的に今回のPC4はギン君も含め全員と刃を交えたんですかね?えらいこっちゃ。今回はかなり火力も目標値も上げたつもりだったのですがそれでも叶わなかったので、バトロワの場合はもっともっと火力を上げる必要があるのだなあと思いました。むずいぜ。

いやでも楽しかった。感情も戦局もぐるぐるしましたが、これ戦場型とかいたらさらにヤバい事になってそうですね。流派指定的に組むのはやや難しい気はするけれど……もしかしたらいずれギャンブラーがとんでもない型とか組んでくることもあるかもしれない。楽しみだなあって思います。おもいました。

〆に近づくにつれて眠すぎてまとまってない文章になってきているのですが、一先ずはここで〆とします。
対戦ありがとうございました!畳む

シノビガミ

#寵獣戯画・点睛編
シナリオ終了後のPC4について。
以下に話す現状は、この話【https://chilblain41.sakura.ne.jp/gjetost...】の話を正史と仮定して話を転がしてるのですが、これに基づいて考えると、自分が特高になるまで努力して努力してきた理由が「家族(PC1最優先)の事を政治的にも武力的にも守れるような力を付けるため、PC1と再び家族として出会うため」という感じになってくるので……PC1が自分なりに望む道を見付けた今、特高という立ち位置に固執する意味が無くなってきちゃったんですよ。特に今回、蛍ちゃんが最後に「私が今度は迎えに行く」というような事を言ってくれてしまったので……楽果はめちゃ嬉しい、けど、まじで特高に固執する意味が~~~~無~~~になっておしまいになってしまっています。

一応今までは「踏み付けて来たものたちの犠牲を無駄にしないため」という名目で立ち続けてきたわけですが、そんなもん詭弁だって本人もわかっているんですよ。唯人を傷つけて尚進み続ける肩の荷を軽くする為の自己満足だってわかってる。だからそれを唱え続ける必要が無くなれば、巻かれた螺子が切れてしまえば、絡繰り人形はその場に崩れ落ちるしかないのです。そうしてその後に何を望むかというと、贖罪……になる……かなあ?という感じがします。形容としてはなんだか違う気もするんですけど、他に言い表す言葉がぱっと出てこない。

なんというか、楽果は自分の家系とか血筋に嫌気はさしてるけど、国自体は特段嫌いではないんですよ。窮屈な政府に思う所はあれど、一般的な市民の安全を守り生活を支えるという側面も確かにあるから。少なくとも妖の血の混ざったこの血筋の者達を今まで生かしてくれたのは、規定にさえ従えば保護を行う国の裁量があったからなわけで。
しかし国に仕えるとなれば、嫁を娶り良い子を産ませ育てることも必要になってくる。国民の義務ですね。それを楽果は、苦果を宿すループを繰り返したくないからとてもやだなって思っています。子供は嫌いじゃないけど血を継がせたくない。ここで断ち切ってしまいたい。的な。他人を愛することが大切であることはさまざまな書や理論を知る内に理解したけれど、父母の性質が合わず家庭を築く事に失敗した時のグロテスクな憎悪の側面を知ってしまっているからこそ、それを自らが生み出す事を恐れているみたいな。蛙の子は蛙とよく言いますから、己も両親と同じ怪獣になる可能性を拭いきれないんです。
それに楽果、母視点かつ歪んだ嫌な父親像を母に山ほど練り込まれていたら、同じ性別と血を持つ己への嫌悪が愛に勝って「子供なんか欲しくない」に着地してしまいそうな気がします。あの人と貴方は違う、なんて比較の中で育てられていたら、性別が同じ、血が同じというだけでも十分あの人との共通点と見做し、それだけで出来損ないのような感覚を覚えると思うんですよね。なのでその感情も含めて処理すると、やはり特高としての立場は捨てた方が楽果は絶対個人的な幸せには至れるんだよなと思います。それにその育て方をする親、絶対「穢れないで」と語るのと同じ口で「早く孫の顔見せろ」も言うでしょう。無理。

だから楽果としての望むことは国に戻ることではなく、マイノリティに追い遣られ迷うものに手を差し伸べて、あるいはその教えを習う為に手を伸ばし、擬似的な「トライブ/家族/子」を形成することなのでは?という気がしていたり。「私が望む誰にも誇れる私の姿」というのを追求するならそうなる気がします。信念的にもだし、今まで知らぬ顔をして踏み潰して来たものが何であったのかをちゃんとみる、理解する、という面でもだし。
ただ、この望みはこれまで踏み付けて来たものへの贖罪の面を持ちつつも、楽果が自らの生きる価値を定義する為の行いでもあるので、贖罪ともなんともいえない……なんか……なんかなんです。正気を失わずに生きる為の術?ヒトとしての形を保ちながら正当性を持たせるための自己満足?なんでしょうか。

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2022/02/24 15:00ごろ追記
なんか上記の文章しっくりこないなと思ってたんですがわかりました。手を差し伸べるのはマイノリティに限りませんね。対象の階級や多数派少数派に関わらず、そこに困難に苛まれている者がいたらできる限りの手を貸すのが、正しく出力された望みなのじゃないかと思います。
なので、あの後がちゃがちゃになった出島の中で一番に手を差し出すのはどんな人に対してだろうか、と老若男女を1d6に割り当ててロールをしてみたところ、「妖のおいちゃん」という結果になりました。まじ?
他の出目には逸れたちびっこ、一般通過市民、遊郭関係者、宣教師、火事場泥棒のハグレ忍者 とか割り振ってたのですがそこ行くかあ……という感じはちょっとあり。その出会いがどうなるかは完璧にシナリオ外の話になるのでまたそのうち思いついたらどこかで書いたり、大正舞台シナリオに行くことがあったら妖のおいちゃんの方を何かしらの流派と設定して出すかも知れません。
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今まで無理矢理信じていた道を曲げようとするのだから、上記の道を選ぶまでにはきっとしばらくの時間を要するのだと思うのですが、悩んだまま時が過ぎたら、楽果は異界の内側に残るのでしょうか。もし異界が封じられる前にその決断をしたのなら、異界が閉じてしまう前に、いずれ出島付近で楽果の纏っていた絡繰の靴や制服が見つかって戦死扱いになったりするよう楽果は仕向けるかもしれません。
そうしてからしばらくしてから、帝都にあるだろう母方の家にはきっと、華美な装飾の送り主の名の無い手紙が届くんです。といっても、あんな騒動があってすぐの郵便物がどうなるかはわかりませんので、ちゃんと届くかはわかりませんが。
ですがもしも誰かの手によって封筒が開かれるのなら、それはきっと戦死した筈の特高からの手紙で、時候の挨拶や世間話、謝罪が並べられる一方で一文、「虚栄としての価値しかない私が価値を失くして帰るより、戦地で華々しく散ったと語る方が、貴方も鼻が高いでしょう。それに、貴方の恨む血が絶えたとなれば、貴方もきっと晴れ晴れとした気持ちになるでしょう。」とか、死をほのめかすような恨みがましい言葉が並べてあるのかもしれませんね。
当時のその辺の制度がわかる訳ではないのですが、保険回りの手続きを発生させて相続すべき人にそれまでの遺産を送り込みつつ、自分の痕跡を消し、大衆の印象を損なわないまま辞職する一番の手は「名誉ある死」を装う事だと思うのですがどうなんでしょうか。不祥事を起こした会社から自殺者が出るとそれ以上責められなかったりするのは定石じゃないですか。そんな感じで。そこはかとなく火星の女を引き摺ってる感じも……する!けど!


とりあえず母方との因縁は此処で楽果側からは断ち切れるものとして。あとはそう、バケモノの子みながら思ったんですけど、楽果、父親という存在に嫌悪を抱いている感じもなんというか、中学二年女子学生の精神性で止まってる感じがありますね……。
多分、今更父親に逢いたくないって気持ちが本当に強くあるのだと思います。よくわからないなあ……って反応されても、会いたかったとか後悔してたとか肯定的な反応されても、刷り込まれた「嫌い」が先に出てうまく受け入れる感情になれない気がする。好意的に接してこられても「何を今更」という気持ちが先に出てしまって受け入れられない。母方とは文章で決別できても、父方とは現状ではマジで文字一つやりとりしたくないのでしょうね。教え込まれた嫌悪と、それに伴う自己嫌悪、これまでの経験がぐるぐるして無理です。


……このお話を超えて、楽果は発信と受容という感覚が上手く出来上がってない気がしました。受容する事は多数の視点を得る事。そうして得る視点は他人を裁く時には酷く心に刺さるモノだから、対象の事を理解したと思いながらも決してすすんで共感しようとしなかった。後から切り捨てるかもしれない相手の心情を知ってしまえば傷つくから、極力他人と混ざり合う事がしたくなかったんだろうな。その理論に基づいて、自分を切り捨てるかもしれない他人が攻撃する時に苦しくならないように自分の語る言語も圧縮した。本音を吐露して憐れみを受ける事を、共感されてしまう事を恐れた。
だから、切り捨てる必要性を一時的にか永続的にか無くすだろう今後においては、その恐れを払拭する為に他者に手を伸ばすこと、恐れながらでも混じり合う事を目指して行くのだろうなというかんじです。

翼のような羽織はここまで考える前から「ぼんやり防御感ありそうだな~」と思っていたのでその演出として着せていたのですが、ここで因果関係が結べたかもしれない。
肥大化した自我と安物のブーツは脱ぎ捨てましょうね。畳む

シノビガミ

#寵獣戯画・点睛編
終わった後の話。
もし上手く届かないとしても、蛍ちゃん達と分かれる前に手紙の送り先とか聞いておけばよかったな〜と後から思ったのですが、よく考えたらシナリオ外ランダムダイスによって偶然妖魔っぽいおいちゃんを拾った(拾われた)ので、もしかするとコネとか情報とか手に入るのでは……?

薬師のショタジジィにどれだけの知識量があるかわかりませんが、あわよくば運良くいい感じに運命巡ったら嬉しいなあと思いますね。
もし連絡先の目処がついたら、早々に二人にあててお手紙書くからよ。多分、すこし可愛げなうさぎとか鯨とか描いてある便箋に、カッチカチの日本語とカッチカチの英語をしたためておくる。元気かどうかとか、そちらの世界はどうでしょうかとか。こちらは出島封鎖されました。とか。畳む

シノビガミ